“鉛色（なまりいろ）”
１１月２４日の誕生色
野村順一『誕生色辞典「色の秘密」366日』文藝春秋（2006年）より
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どんよりと曇った空のことを“鉛色の空”などと言ったりしますが、
この色の由来は色名そのまま、金属の鉛です。
とても古くからさまざまに使われてきた鉛は酸化しやすかった
ためか、鉛色は、酸化して錆の浮いた鉛の、青みのある灰色を
表しています。
１１月の誕生色は、グレー系の色が多くなっています。
冬の入り口の、気温もぐっと寒くなるこの月のイメージとしては、
クールでシックなグレーがぴったりなのかもしれません。