“ロイヤルパープル”
7月18日の誕生色
野村順一『誕生色辞典「色の秘密」366日』文藝春秋(2006年)より
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「王室の紫色」です。
英国王室のオフィシャルカラーでもあります。
17世紀に誕生した色名ですが、由来は古代ローマまで
さかのぼります。
当時、紫色の染料は非常に貴重でした。
プラプラ貝とよばれる貝の分泌液を日光に当てると
鮮やかな紫に染まったのですが、とても希少で高価なため
皇帝などごくわずかな高貴な人々のみが使える色として
権威の象徴となったのです。
自然界において、紫色のものは意外と少ない。
そのため、紫が高貴な色、というのは世界共通なのです。