“利休白茶”
4月12日の誕生色
野村順一『誕生色辞典「色の秘密」366日』文藝春秋(2006年)より
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江戸時代、奢侈禁止令(贅沢を禁じ倹約を推奨する法令)
により、庶民は華美な色を着ることを禁じられていました。
そこで人々は、着用を許された茶やグレーのバリエーションを
増やし、ファッションを楽しんでいました。
そのとき生まれたたくさんの茶やグレーは
「四十八茶百鼠」と言われ、
“粋”な色として当時大流行しました。
利休白茶もそういった色のひとつ。
利休茶という、緑みのある薄い茶があるのですが、それをさらに
白っぽくした色です。
ちなみに千利休本人とは関係なく、お茶のイメージからの連想で
名づけられたそう。