おしゃれや綺麗なものが大好きなあなたへ
今年は
辰年なので
龍神様を
意識されている方も多いと
思います。
龍は東洋では
神様の使いとして
敬われ
大好きな方も多いですよね！
(私も大好きです！)
でも
西洋では
どちらかといえば
怖い存在として
知られていますが
今回は
フランスの竜の
ガーゴイルについて
見てみたいと思います
このガーゴイルさん
私の夫の置物なんですが、
フランスの
ノートルダム大聖堂の
ガーゴイルと同じということで
すごい自慢をされ…
ちょっと調べたところ…。
ガーゴイルというのは
「喉」を意味する
ラテン語を由来とする言葉で、
その定義は怪物の形をした
「雨どい（排水口）」とのこと。
建物の壁やステンドグラスを
雨水から守るために、
水を遠くに排出する構造となっていて
そのため、排水口である怪物の口が
建物から突出する形に
なっているそうです。
また
雨水を排出する機能のほかに、
人々に恐怖心を与えながら、
悪霊を外へ吐き出す役割と、
悪霊の侵入を守る役割を持ちます。
つまり「魔除け」としての
意味があるのだそうです。
そしてこんな伝説があるそうです。
～～～～～～～～～～～～～～～～
西暦520年
ノルマンディーの首都の
ルーアンは敵に包囲されていた…
相手は軍隊でもなければ
疫病でもない…
鱗におおわれた
巨大な頭
蛇のような
奇怪な長い首
鼻とあごは細く
ムーンストーンのように
光る眼がある
怪物は喉の奥から
大量の水を噴射して
大津波のごとく
周辺の村を水で覆いつくした
この恐ろしい生き物は
村人から
「ガルグイユ(ガーゴイル）」
(大酒飲みの意味）と呼ばれ
恐れられていた
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
という
フランスの
ドラゴン（竜）のお話です。
そのガルグイユ（ガーゴイル）は
火を噴いて火事を起こしたり、
水を吹き出して
洪水を起こしたりするなど
悪事を働いていたので
ルーアン大司教は
殺人の科で死刑判決を受けた
囚人と一緒に
竜を退治します。
（囚人と一緒というのは
住民に協力を頼んでも
怖くて誰も協力してくれなかった
ということで、唯一協力したのが
殺人者だったということです…。）
退治された竜は
恨み骨髄の住民たちから
火あぶりの刑に処せられたそうです
しかし竜の首は焼け残ったため、
その首を聖堂に祭ったことが、
ガーゴイルの姿の
モデルとなったともされています。
参考文献
ゴシック建築においてのガーゴイルは
構造上、屋根から流れ落ちる水が壁面を
濡らして漆喰(しっくい)を
侵食してしまうので
外壁から離れた場所に
水を落とす吐水口が
必要だったそうです。
怪物のデザインを施した結果、
現在ガーゴイルと呼ばれる
彫刻になったのだといいます。
そしてこのガーゴイルさん
さらなる逸話があります。
2019年4月15日(現地時間4月14日)、
パリのノートルダム大聖堂から
出火したんですよね。
9時間にわたって燃え続け、
屋根や尖塔などが
焼失したそうです。
出火原因は現時点では
不明だそうですが
なんと
このガーゴイルさんたちは
修復作業のために大聖堂から
取り外されていたそうで
火災はこのガーゴイルさんが
移動された4日後に
発生しているため、
雨樋としての用途とあわせ
一種の火災よけの
意味があるとも考えられているので
火災と何らかの関係がある
とみる人もいるようです
ガーゴイルさんたち
ノートルダム大聖堂を
実は守っていたんですね
龍(竜)が出てくる
昔ばなしは
悪竜として退治される話が
多いのですが
こんな話があります。
私が大好きな漫画の
岡野玲子さんの
陰陽師の10巻に
安倍晴明が
龍神について
説明しているところがあり
なるほど…と思いました
安倍晴明の説明～
彼ら（安倍晴明についた龍）は
私に
ドラゴンハートについてを
4つの言葉で説いてくれた、
誇り(プラウド）、
勇気（プレイブ）
勝利(ヴィクトリー）
そして一線を越えることへの挑戦を
許されたもの(チャンピオン）
それから
人間の魂の尊厳と
生命の脈動を
言葉を使わず説いてくれた…
悪龍として退治されることも
彼らの役目…
なぜなら
退治されたことと引き換えに
龍の魂を人間に与えるからさ…
龍神様は
西洋でも東洋でも
色々な形で
自分の身と引き換えに
人間を守って
くださっていると思うと
ありがたいですね
ガーゴイルに関連した
映画などもあるので
ご興味ある方はぜひ！
ヴィンセントギャロがかっこいいですよ…
明日も素敵な1日をすごしてください
ありがとう、ありがとう、ありがとう！