おしゃれや綺麗なものが大好きなあなたへ

 

11月に入ると

街の景色は

クリスマスのモードになりますね。

そんな季節に見たくなるのが


アメリカアメリカの画家の

ノーマン・ロックウェルです。


ノーマン・ロックウェルというと

古き良きアメリカアメリカを描いた画家で

知られていますね。ウインク

 

ノーマン・ロックウェルの作品は

多分多くの人に

ある種の郷愁を感じさせる絵なのでは

ないでしょうか…。

 

私にとっては

私の両親が

丁度戦後生まれなので

アメリカに憧れた世代!

 

その影響で

私が子供の頃、母と一緒に

「奥様は魔女」の再放送をみながら

夕飯の準備を手伝ったのを

思い出させてくれる絵なんです…。

 

 

 

また、

1985年に公開された

ロバート・ゼメキスが監督した

「バック・トゥー・ザ・フューチャー」

私が見たのがちょうど

クリスマスのシーズンクリスマスベル

フィフティ―ズの時代に

タイムトリップした

この映画と

その時代を描いた

ノーマン・ロックウェル

作品が重なり

なんとなく、

クリスマスシーズンクリスマスツリー

見たくなる絵なんです。

 

 

そう

ちょうどクリスマスのシーズンクリスマスツリー

華やかでいて

家庭的でハートウォーミングな作風

ノーマン・ロックウェル的なものが欲しくなるんですよね。

 

 

ノーマン・ロックウェル

1894年にニューヨークに生まれました。

美術学校のアート・スチューデンツ・リーグで

奨学金を獲得し

17歳の時にコンテナストから

フリーランスとして初仕事を依頼されます。

 

1912年の18歳の時、ボーイスカウトの雑誌

「Boys Life」の事務所を訪れたのをきっかけに

その活動に魅せれてボーイスカウト活動を

描きます。

このボーイスカウト運動に対して多大な貢献を

果たしたことに対して

後に世界で十数人しか与えられていな功労賞である

シルバー・バッファロー賞が贈らています。

 

また1916年から40年にわたり

300以上の「ザ・サタデー・イブニング・ポスト」誌の

表紙を描き続けます。

ノーマン・ロックウェルの作風

平凡な家族や田舎の情景を題材を

緻密で細部を写実的に描き、

人々の心を魅了します。

 

その当時のほのぼのとした

日常の一瞬を

ユーモラスとともにやさしさと愛らしさに

満ち溢れた作風で

*この絵は夏休みの大家族の旅行のシーンの一コマ

お父さんは一生懸命運転していますが

子供たちはすっかり飽きちゃってますね…

 

なんとなく、

大人と子供が信頼しあっている良き世界観や

子供が子供らしくいられた世界を描いていて

見るものをほっとさせてくれます。

*家出しちゃった男の子に

一生懸命相談にのっている警官とお店のマスター…

なんだかとてもほほえましいです…。爆  笑

 

またある意味

日本での

昔の「サザエさん」的な感じの作品もあり

 

見るとちょっと吹き出してしまうようなニヤリ

ユーモラスな場面を

とてもおしゃれに描いていて

とても身近で親しみやすさを感じる

作風ばかりです。

*この絵は「NO SWIMMING」と書いてあるところで

泳いじゃったんですね…コラーって怒っている大人の声が

聞こえてきそうです。

アメリカ版のおしゃれな磯野カツオくんでしょうか…。ニコニコ

 

*どうしたらきれいになれるの?

そんな声が聞こえてきそうな 女の子あるあるの絵ですね!

 

*え~~~~!

なんでダディーのタンスに

サンタの衣裳が??

 

そりゃー大大ショックだよね~!!

そうやってみんな大人になるんだね~!

笑い泣き笑い泣き

 

 

そんな、その当時のアメリカ人の

日常よく見る光景を描き

市民生活の哀歓を巧みに描いた

ノーマン・ロックウェル

最もアメリカ的アメリカな画家と

いわれています。

 

そのためか

庶民からは愛されたものの

美術批評家からは

芸術的な価値や真の社会観察に欠けると

評価はされませんでしたが

1977年に

大統領自由勲章を受章しました。

 

ノーマンロックウェルのもう一つの顔

ノーマン・ロックウェル

心温まる作品が特に有名ですが

実は彼自身が育った家庭環境は

自身の絵とは異なり

大都市の裕福な家庭に生まれながら

両親に対して親愛の情を抱くことがなかったそうです。

 

また、

1950年~60年代の

アメリカで起こった社会的テーマの

人種差別をなくすことを目的とした

公民権運動をテーマにした作品も

描いています。

それがNew Kids in the Neighborhoodです。

 

特にノーマンロックウェルの最も有名な

人種問題を描いた作品が

1964年の

The problem we all  live with

この作品はニューオーリンズの

白人しかいない公立学校にたった一人の黒人の少女

Ruby Bridgesさんが登校している絵で

警察官たちに守られながら

どこからともなく

ものが投げられているという

ある意味

今も続くアメリカの闇の部分を描いた絵です。

 

こうみると

ノーマン・ロックウェル

とても家庭的で温かい絵を

描いているイメージが

強いのですが、

こうした人種差別に対しての

問題提起もしているんですね。びっくり

 

そんな彼の最期の作品は

アメリカ建国200年を祝った

1976年に描いた作品

「Liberty Bell:自由の鐘」

おじいさんが大切そうに自由の鐘にリボンをかける姿の絵

 

この作品を最後に

1978年に84歳で亡くなりました。

 

こう見ると

ノーマン・ロックウェルという人は

アメリカアメリカを愛し

アメリカ人が正義と信じた自由こそを

とても愛した

 

アメリカ人が最も信じたい

良心的な部分を描いた人であり

 

そうした意味で

「アメリカ人から愛された画家」

といわれる由縁なのかも

しれません。

 


ハローウィンが終わると

街はどんどん

クリスマスムードクリスマスツリー

 

ノーマン・ロックウェルの世界の様に

ハートウォーミングな気持ちで

クリスマスがすごせますように…

 

明日も素敵な1日をすごしてください虹

 

 

ありがとう、ありがとう、ありがとう!