田中裕子さんがみたくて映画「千夜一夜」を観る。30年待つ女と2年の女。失踪して帰らない男。さて? | 千佳子の日記

千佳子の日記

23歳でやめた俳優を、2018年から再び始め、歌も歌う女!
その奮闘と日々の出来事を綴っています。

今日も、映画を1本。


「千夜一夜」



2022.10.7〜 126分

監督  久保田直

出演  田中裕子 尾野真千子 ダンカン 安藤政信


「田中裕子さん」が観たくて。

やっぱり、さすが。

最初っから、田中裕子ワールドに引き摺り込まれる。


佐渡島を舞台に、30年間夫を待ち続ける登美子を田中裕子さんが演じる。

子供はいない。

若い頃から30年待っているということは、60歳前の設定だろうか。

土地柄的に、夫は拉致された特定失踪者なのかもしれない。


私だったらどうするだろう?と考えてみる。


途中、田中裕子さんの「私、狂ってるから」というセリフがある。

最初の10年か20年は、ビラを配って必死に探した。

でもその後は、自分でも待っているのかどうなのか、わからなくなっているのでは?

ふと気づくと「私、狂っている」と感じたのかも。


そして、逆に夫の立場も考えてみた。

拉致でなければ…、帰りたいけど帰れない。

今更?

どこかで、妻が必死に自分を探す姿を見てしまったのかもしれない。

そうなると、帰れないかもな。

と、思った。


この映画は、夫が失踪して2年の奈美(尾野真千子さん)との対比も描かれている。

気づいたこととして、奈美の服の色で奈美の心情を表している?


あと、幼馴染で独身、登美子に一途に求婚する「ダンカンさん」。

あの鈍感キャラはいただけないけど、ダンカンさんは良かったなぁ。

次はどんな役をされるのか、楽しみだ。


さて、「私だったらどうするか?」だが、、、

ま、相手によるかな。

が、答えだろうか。


それを考えさせる映画なのかもしれない。



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