ナショナルストーリープロジェクト | DESIGN STUDIO COLOR CODE

ナショナルストーリープロジェクト

つい先日「日本は世界の田舎である」なんて書きましたが・・・
内田樹氏の「日本辺境論」も同じ事書いてあるのですね・・・
で、その本の内容にスゴく同意します・・・
すべてではありませんけど、田舎者であると言う事は自覚した方が何かとやり易い気がします・・・
その内田樹氏がホームページで紹介していたポール・オースターの「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」がスゴい気になります・・・

実はポール・オースターの本は読んだことないです・・・
「スモーク」の脚本を書いた事は知っていましたが・・・
なんでもないニューヨークの片隅のタバコ屋のストーリーでしたが・・・
日本に居て想像出来るニューヨークの生活が描かれている様で好きな映画でした・・・
この映画・・・いつの間にか15年前の映画になっていました・・・

そのポール・オースターが企画した「ナショナルストーリープロジェクト」が気になります
彼はこのストーリーの事をこう語っているそうです

「物語を求めているのですと、私は聴取者に呼びかけた。物語は事実でなければならず、短くないといけませんが、内容やスタイルに関しては何ら制限はありません。私が何より惹かれるのは、世界とはこういうものだという私たちの予想をくつがえす物語であり、私たちの家族の歴史のなか、私たちの心や体、私たちの魂のなかで働いている神秘にしてはかりがたいさまざまな力を明かしてくれる逸話なのです。言いかえれば、作り話のように聞こえる実話。大きな事柄でもいいし小さな事柄でもいいし、悲劇的な話、喜劇的な話、とにかく紙に書きつけたいという気になるほど大切に思えた体験なら何でもいいのです。いままで物語なんか一度も書いたことがなくても心配は要りません。人はみな、面白い話をいくつか知っているものなのですから。」(『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』、ポール・オースター編、柴田元幸他訳、新潮社、2005年、10頁


その日本版を内田樹氏が作る事になったんだそうです・・・
日本でストーリーを募集して同じ様な企画になるのでしょうか・・・
個人的には、日本がこんな企画を立てると「一杯のかけそば」的なお涙ちょうだい的な浪花節になってしまうのが非常に危惧される所ですが・・・

空からのコミュニケーション不足症候群的な人が多い時代・・・
何かしっとりとしたストーリーが展開される事を期待します