Colorと申します。
夫婦二人暮らし
寒冷地で平屋の小さなお家を建てました!
2022.10 着工
2022.11 上棟
2023.3 完成・引き渡し
2023.6 外構工事着工
2023.7 外構工事完成
こんにちは!
夫の遠縁で工務店を経営してる方がいます。
断熱気密について研究し、断熱ブームが来る前から高性能住宅を建ててきたそうなんですが、10年前に当時まだ日本国内で数件目というパッシブハウスを建てており、今回それを見せて頂けることになりました。
高性能住宅作ってるのを知ったのは我が家を建てようと思ってからです
パッシブハウスとは…
ドイツパッシブハウス研究所が規定する性能認定基準を満たす省エネルギー住宅。
基準を満たすためには、窓や断熱材、換気装置の選別、気密・断熱の施工技術力、熱損失や消費エネルギーの計算など高レベルな建築設計並びに施工が求められる。(Wikipediaより)
認定基準は以下です。
〈基本要素〉
①断熱が充分にされていること
②パッシブハウスに最適な窓が採用されていること
③熱交換できる換気の仕組みがあること
④気密が充分確保でき、維持できること
⑤熱が流れ出す「熱橋」に対して配慮があること
を基本に、
◎年間冷暖房需要(年間に必要な暖房エネルギー):15Kwh/㎡・年以下
◎年間一次消費エネルギー(1年で使い切るエネルギー):120Kwh/㎡以下
◎建物の気密性能(1時間当たりの空気の漏れる量):0.6回/時 (C値0.2以下)
以上の条件をクリアできた建物に対して認定されます。
大雑把に言うと、
「真冬ー20℃にもなる寒い地域でも冷暖房をほとんど使わずに過ごせる超高性能の家」
です。
今回写真を撮っていないので、つたない文章メインですみません
普通の家ならあるはずの○○が無い!?
まず、衝撃だったのが通常の住宅なら当然あるはずのものが無かったんです。
それは・・・
なんと、電線が家と繋がってない!!
家の近くにそもそも電柱が立ってないんです
外部からの送電は一切なく、太陽光と風力の自家発電とバッテリーにより、住宅で必要なエネルギーを賄っているそうです。
正確には、風力発電の電線はあったと思います
エネルギー自給率100%の住宅ですね。
普通はいくら太陽光発電や蓄電池付けたとしても、「電線いらない」ってならないですよねw
それだけ少ないエネルギーしか使わないので、自家発電だけで十分暮らせるんですね。
バッテリーが4つ室内に置いてあって、満タンにすると太陽が出ていなくても3〜4日間は電気が使えるそうです。
追記)外部と電線が繋がっていないのは、モデルハウスで試験的にオフグリッド(電力会社に頼らずにエネルギーを自給自足する)にする取り組みをされているためです。一般家庭ではパッシブハウスでも通常は電線が繋がっていると思います。
冬なのに汗ばむくらい暖かい家
家に入って感じたのが、
め〜ちゃくちゃ暖かい!!
この日の外気温は10℃くらいでしたが、どの部屋に行っても室温は24℃でした。(温度計が置いてある)
体感温度はもっと有りそうな。
もこもこ厚着(寒冷地仕様)の私らは汗ばむくらいで、服装完全に間違えましたね笑
というのも、薪ストーブを採用してるんですね。
ネットより
外国製の蓄熱式でこんな感じのお洒落なデザインでした。
不思議なことに四角い本体は触っても熱くなく、ガラス窓と煙突から熱を放射しているそうです。
1回燃やせば、薪を継ぎ足さなくてもそのまま10時間くらいは暖かさを保つそうです。
煙突が長く吹き抜けに伸びてるため、上の階まで輻射熱が直接届きます。
恐らくこの住宅なら6畳用位のエアコン一台で暖房も充分で(むしろ無暖房でもよさそう)、薪ストーブは過加熱になってたかもしれません
ただ、省エネと持続可能(SDGs)であることもパッシブハウスの目的の一つなので、薪ストーブを採用されているらしいです。
自然素材の家
床は杉の無垢床、壁や天井は漆喰です。
漆喰も部屋によっては「おが屑」を混ぜて散らしていて、粋な模様になっていました
(ネットより)本物と少し違いますが、雰囲気としてはこんな感じ
確か前に漆喰採用した方も、塗り方で雰囲気違うと言ってました。
10年前の建物でも、漆喰の色は褪せることなく綺麗でした
続きを書こうと思ったんですが、長くなるので一旦ここまで
そのうちアメ限にするかも?