色は時代を映す鏡と言われます。
色使いを見ると、
懐かしいと感じたり、今っぽいと感じたりする私達。
先日、フィンレイソン展で、そんな体験をしてきました。
カラーコーディネーター
諸泉 和美です。
フィンレイソン(Finlayson)は、寝具等のデザインや生産を手掛ける、
北欧フィンランドで1820年に創業した
最古のテキスタイルブラントです。
創業200年を迎えたばかり。
ちなみに、マリメッコは1950年代設立。
デザインを見ると、
お好きな方もいらっしゃるでしょうし、
目にされた方も多いのでは?
北欧の自然や植物、文化に着想を得たデザインは、
歴史を重ねても決して色あせることなく、
伝統を守りながらも常に新しいものを追い求め、
近年では、ムーミン模様の制作にも取り組んでます。
展示では、1800年代前半の見本帳や製品のほか、
1900年~2000年代の代表的なデザイン、布や原画などを見ることができ、
ファブリックが好きとしては、
もう、その場にいることが、ワクワクしました♡
一部を除き、撮影OKだったので、写真を撮りまくり。
作品を見ると、
時代を映し出した色使いだな~と改めて感じました。
象を並べた「エレファンティ」
幾何学的なパターンの「コロナ」
壁紙(クロス)にも使われる方も多いです♪
1970年代、アースカラーが流行しましたが、
フィンレイソンの製品でも、
こげ茶を基調に、
オレンジや赤、緑、黄色が多く使われていたり。
平和を願うフラワーパワーをコンセプトに、
その時代独特の大胆な模様と強い色を基調としたデザインだったり。
昔のデザインを今見ても、全然違和感なく、
時代と共に変化しながら、
今風なデザインもちゃんと取り入れて
世界中に親しまれるって、素敵ですよね。
パンダもかわいいし、
くまモンみたい♡
おうち時間を楽しむアイテムとして、
テキスタイルを楽しむのもいかがですか(^^)