ウィリアム・モリスと英国の壁紙展
横浜そごうにて6/2開催されています。
好きな人には、見応えのある展示だと思います。
カラーコーディネーター
インテリアコーディネーター
諸泉 和美です。
モリスは、こんな言葉を残してます。
「役に立つかわからないもの
あるいは美しいと思えないものを、家に置いてはならない」
考えさせられる言葉に、ドキッとしてしまいます。
彼が生み出した自然をモチーフとする繊細で美しい貴重な壁紙は、
その後も娘や弟子が受け継ぎ、
今なお世界中で愛され続けていますよね(^^)
沢山の展示を見て、
モリスの世界観にどっぷり浸ってました。
自然をモチーフとする繊細で美しい貴重な壁紙、
製作工程や版木などを見ることができます。
まずは、ドーンと!
ビンパーネル(るりはこべ)の壁紙がお出迎え。
単調なデザインの繰り返しの中でも、
図柄だけでなく、
素材や色使いが駆使しているのだとか。
どの壁紙のことを言っているのか、
忘れてしまいましたが、
壁紙は、
13色の色を使い、4週間かけて30版刷る
たぶん、そんなことを流れている映像では、
英語で書いてあり、訳するとそうなると思うのですが(-_-;)
会場内には、
ウイリアム・モリスの柄をインテリアの随所に取り入れた、
撮影可のお部屋の紹介もあり、
モノトーンにした現代的な空間の提案
【ピュア・モリス】も素敵で♪
今度イギリスに行く機会があれば、
モリスゆかりの地巡りでもしたくなったなぁ。
最後の展示では、
横浜にゆかりの深い「金唐革紙」コーナーがあったり。
ウィーン万国博覧会では、
日本の金唐革紙が出展され、欧米で絶賛され、
横浜に英国ロットマン社は自社工場があったなんて。
日本のこの壁紙の技術も素晴らしいです!!
展示が終わった先のグッズ売り場は
欲しいものばかりで、
壁紙の提案する機会があれば
何かの役に立つことがあればと、
目移りするグッズを目にして、大量に手に取り、
これいる?いらない?
しばらく自問自答していると、
ふと、再びあの言葉がよぎる
役に立つかわからないもの
あるいは美しいと思えないものを、
家に置いてはならない
って。
いや、役に立つし、美しいし、
家に置いてもいい!って言い聞かせて、
さまざまなブックカバーやポストカードなど、
グッズを大量に購入(笑)
いちご泥棒、ゴールデンリリー、ビンパーネル(るりはこべ)
個人的にお気に入り。
次の写真は、壁紙のサンプルですが、
実際、とあるお客様のご自宅にて
壁紙に使用したもの。
値段が桁違いで、
なおかつ、ビニルクロスではなく、
本当に「紙」の壁紙なので、
取り扱いも注意しなければならないものなのですが、
壁一面に貼ると、やはり、美しいものでした。