カラーリスト 諸泉 和美です。


前回、パーソナルカラータイプがサマータイプの方が、
「黒」を着る時の工夫を書きましたが、

そちらの記事は、こちら → ☆☆


今日は、スプリングタイプの方が「黒」を着る時の工夫をご紹介!


先日、スプリングタイプの方の診断をしたのですが、

前回受けた時に、「黒」も似合いますよ!と言われてたけど、
色々調べて、スプリングは黒が似合わないと一般的に言われてるけれど、
どうしてだろう?
その理由はちゃんと教えてくれなかった・・・ということで、

私の診断を受けて下さって、
色素傾向が、黒を似合う要素を多く持っていたため、
黒も似合う事をお伝えすると、
なるほど~!ストンと腑に落ちました!とおしゃって下さったんですね!!


その方は、スプリングタイプの典型的なタイプの方でしたが、
ウインタータイプもお似合いの方でした。



黒が苦手とするパーソナルカラータイプは、
主に「明るい色」を得意とする、スプリング、サマーの方です。


2つのタイプの色の三属性の特徴は、

スプリングタイプ・・・ 明るく鮮やかでイエローベース(暖かみのある)色

サマータイプ・・・明るく穏やかでブルーベース(涼しげな)色

共通して言えることが、「明るい色」なので、
この2つのタイプの
苦手傾向の色の特徴は反対の「暗めの色」になります。


ちなみに、あとの2つは、

オータムタイプ・・・暗く穏やかでイエローベース

ウインタータイプ・・・暗く鮮やかでブルーベース


なので、秋冬になると、
スプリングタイプとサマータイプの方は、
店頭に並ぶ服も、「暗めの色」が多くなってきますし、
似合うタイプの色を選ぶのが一苦労です・・・
サマーとスプリングの混合タイプの私も一苦労です(笑)


でも、「暗めの色」を着てもいいんです!!



「黒」は、ウインタータイプに入りますが、
ウインタータイプの色の特徴は、「暗くて鮮やかブルーベース


スプリングタイプの方が「黒」を着ると、
黒の黒さで、顔色が悪くなり、また、重たい印象になりやすいんです。


ですが、スプリングタイプの方は、
「黒」は、黒の強さに張り合える色素を持っているので、
とても相性がいいのです。

特に、色素傾向は、
白目と黒目のコントラストがあったり、
髪のツヤ感がある方が特徴でしょうか。


なので、先日いらしてくださったお客様は、
ウインタータイプとスプリングタイプの色の共通する
鮮やか」ということが共通していましたので、
彩度によっては、お似合いになっていました。


上の色の三属性を見ていくと、
「黒」が似合わないわけでもなく、

ウインタータイプ以外の人でも、

素材感や、柄、形によっては、「黒」は着れますので、
「黒」を着る場合のひと工夫をお伝えします。



またいつの日か、
オータムタイプの方が「黒」を着る時の工夫でも書きますね(^_-)


カラー診断にいらっしゃるお客様のほとんどの方は、

『好きな色は、色味のあるものも好きだけど、
着る服になると、定番色をメインに着る方が多い』とおっしゃいます。

そうですよね・・

定番色の、ベージュ・グレー・白・黒など、
何にでも合わせやすいですよね。

特に、「黒」は、何でも合わせやすいイメージがあるのですが、
実は、似合わないシーズンの方にとっては、ちょっと危険色だったりします。

疲れて、印象が怖く見え、
頬の血色を奪われたり、頬がこけた感じ見え、
余計な線が目立ち、お顔に影を作ってしまうんですね。

とくにアラフォー世代以降になると、
「黒」を苦手とするパーソナルカラータイプの方は、顕著に現れてきます。
私も30代よりも40代の今、さらに実感してます(ーー;)


ですが、黒を着たい!黒が好き!という方も多いと思います!


診断の際にもお伝えしておりますが、
スプリング、サマーのタイプの方には特に、
暗い色を着る場合に、ひと工夫が必要になってきてしまいます。


苦手とするタイプの色を、着てはいけないのではなく、
手持ちの服を、上手に活かして欲しいんです!

実は、黒を着る場合の工夫は、とても簡単で、とても単純♪


黒が与える重量感が、スプリングタイプの雰囲気を損ないます。


スプリングタイプの透明感を活かすのは、ソフトで、軽くて、光沢感のある素材


顔回りから、離して使い、軽い素材にし、
明るい色や鮮やかな色と組み合わせて、
メリハリのあるイメージも似合います。

春のベージュや明るいグレーを合わせると、
スッキリとまとまりやすく上品です。


なので、
素材感や着方、色の組合せを工夫するだけで、着ることができます!!

決して、捨てないでくださいね~。



お洋服は、色だけで構成されている訳ではありません。

色×形×素材の3つで構成されています。

この要素のうち、「色」部分が苦手だとしても
「形」×「素材」が得意な物であれば、苦手度合は随分軽減されます。



無地ではなくて、黒地ベースで「小さい柄」が入ったものや、

生地に地模様の入った物

(遠目にみると無地に見える様なもの)で、

黒の印象を弱めた素材がお勧めです。


◎ポップで可愛く丸い具象柄
◎水玉
◎小花柄
◎コットンや・シルク素材




パーソナルカラーが効果を発揮するのは、

お顔から一番近い所に、
「得意な色」をもってくるという方法が一番簡単です。



なので、
お顔周りから、苦手な色を遠ざけたり(ボトムスに持ってくる)
「襟の開きが大きいものを選ぶ」といいです♪

また、似合う色のネックレス、スカーフ、ストールなどを
クッション効果に使うのもいいですね♪

黒を前面に出すより、

ストール、マフラーなどを使って、
ゴールドのアクセサリーを付けて、

「黒」の見える面積を小さくしたり、
上半身に視線を持ってくるように工夫をしましょう!

コートがどうしても欲しい方は、ロング丈より、ハーフ丈・・・


スプリングタイプの方は、

色の特徴の「鮮やか」という所で、色の強さに張り合える要素では、
「黒」を上手に着こなせます!


メイクに関しては・・・

黒色の影響でお顔に影が出来たり、お肌のトーンが落ちたり、
目の印象が弱くなってしまうので、
濁りみのない色みを足す!

口紅は、マットにせず、グロスをつけて、発色のいいツヤ感を♪

そして、アイラインを含めたアイメイクもきちんとすれば黒に負けない「顔」に。

キラキラ感が大事です♡


ちょっとだけひと工夫して、
あなたらしい「黒」ファッションを楽しんで下さいね♪