こんにちは。
カラーリスト 諸泉 和美です。
前回、抹茶色のお話をしました。
茶道って、和室でやりますよね?
近年は、テーブルで気軽に楽しめる、立礼式というものもあるそうです。
気軽に、ゆっくり時間を過ごせるのっていいですよね。
家の中で、くつろげる場所とは?
リビング? お風呂? トイレ?(笑)
日本人にとっては、独特の空間「和室」は、
ごろーんと寝転がってみたり、い草の匂いにいやされたり、
落ち着ける、くつろげますよね。
なぜ、くつろげると思いますか?
実は、和室の色が大きく影響しているんです!
まず、
和室全体のしつらえ、障子や畳、漆喰の壁や木目など、
アイボリー系やオフホワイトの色味で
統一されていること。
色の三属性(色相・明度・彩度)の中で、
明度(明るさの度合い)の反射率が関わり、
数字が大きくなるほど、明るくなります。
和室の絶妙な明度は・・・
天井・・明度60%強
柱・・・50-53%
壁・・・明度55-60%
畳・・・40%
肌の色(日本人の場合)・・明度50%あたり
反射率は、60%以下が、インテリアの内装に適していると言われています。
床(畳)→ 壁 → 天井の順で明度を、
肌の色を中心に見てみると、
*目線よりした床(畳)は、若干押さえた明度の色から、
↓
*少しずつ目線の壁は、同じかやや明るめ
↓
*上に行くほど、同じベージュでも明るくなることで、
↓
*天井と空間の圧迫感が最小限に抑えられ、部屋が広く、
↓
*天井が高く感じ、開放感を得ることができます。
和室に占めるアイボリーは、人への刺激がほとんどなく、
暖かさも寒さも感じない中間色。
アイボリーやベージュは筋肉の緊張をほぐすことで、
リラックスした気持ちにしてくれます。
ここにも、色の心理的効果があります。
また、洋室が真似できないのは、明度の演出にも関係しています。
洋室には、場所によって、用途によって、
サイドボードやテーブル、ソファ、デスク、ベット、チェスト、など、
様々なものを置かないと部屋として成り立たないため、
視野も途切れてしまい、全体のバランスを意識しないと難しいです。
和室は、その点、演出を簡単に出来るんです。
洋室を、明るく清潔感があって、飽きもこない「白」で統一!なんて考えると、
「白」の反射率は88%と、反射率が高すぎて、まぶしく感じたり、
かえって、疲れさせてしまいます。
まったく落ち着かなくなります。
なので、「白」より「アイボリーやオフホワイト」を選ぶといいですね♪
「白」を使うなら、サニタリーあたりに使うのが、清潔感があって生かせそうです♡
最後に、色の配色の基本は、「統一」と「変化」です。
色みを統一、またはトーンを統一し、落ち着いた、まとまりのある雰囲気にするか、
クッションなどの小物なので、アクセントをつけ「変化」させてみる。
定番カラー使いから、琉球畳や壁の一面を色を変えると、
和モダンが演出でき、和室も幅広く色使いができそうです♪
秋になり、洋服も衣更えをするように、
インテリアカラーもちょっと、暖色系のあたたかみのある色にして、
模様替えしてみませんか?
カラーリスト 諸泉 和美です。
前回、抹茶色のお話をしました。
茶道って、和室でやりますよね?
近年は、テーブルで気軽に楽しめる、立礼式というものもあるそうです。
気軽に、ゆっくり時間を過ごせるのっていいですよね。
家の中で、くつろげる場所とは?
リビング? お風呂? トイレ?(笑)
日本人にとっては、独特の空間「和室」は、
ごろーんと寝転がってみたり、い草の匂いにいやされたり、
落ち着ける、くつろげますよね。
なぜ、くつろげると思いますか?
実は、和室の色が大きく影響しているんです!
まず、
和室全体のしつらえ、障子や畳、漆喰の壁や木目など、
アイボリー系やオフホワイトの色味で
統一されていること。
色の三属性(色相・明度・彩度)の中で、
明度(明るさの度合い)の反射率が関わり、
数字が大きくなるほど、明るくなります。
和室の絶妙な明度は・・・
天井・・明度60%強
柱・・・50-53%
壁・・・明度55-60%
畳・・・40%
肌の色(日本人の場合)・・明度50%あたり
反射率は、60%以下が、インテリアの内装に適していると言われています。
床(畳)→ 壁 → 天井の順で明度を、
肌の色を中心に見てみると、
*目線よりした床(畳)は、若干押さえた明度の色から、
↓
*少しずつ目線の壁は、同じかやや明るめ
↓
*上に行くほど、同じベージュでも明るくなることで、
↓
*天井と空間の圧迫感が最小限に抑えられ、部屋が広く、
↓
*天井が高く感じ、開放感を得ることができます。
和室に占めるアイボリーは、人への刺激がほとんどなく、
暖かさも寒さも感じない中間色。
アイボリーやベージュは筋肉の緊張をほぐすことで、
リラックスした気持ちにしてくれます。
ここにも、色の心理的効果があります。
また、洋室が真似できないのは、明度の演出にも関係しています。
洋室には、場所によって、用途によって、
サイドボードやテーブル、ソファ、デスク、ベット、チェスト、など、
様々なものを置かないと部屋として成り立たないため、
視野も途切れてしまい、全体のバランスを意識しないと難しいです。
和室は、その点、演出を簡単に出来るんです。
洋室を、明るく清潔感があって、飽きもこない「白」で統一!なんて考えると、
「白」の反射率は88%と、反射率が高すぎて、まぶしく感じたり、
かえって、疲れさせてしまいます。
まったく落ち着かなくなります。
なので、「白」より「アイボリーやオフホワイト」を選ぶといいですね♪
「白」を使うなら、サニタリーあたりに使うのが、清潔感があって生かせそうです♡
最後に、色の配色の基本は、「統一」と「変化」です。
色みを統一、またはトーンを統一し、落ち着いた、まとまりのある雰囲気にするか、
クッションなどの小物なので、アクセントをつけ「変化」させてみる。
定番カラー使いから、琉球畳や壁の一面を色を変えると、
和モダンが演出でき、和室も幅広く色使いができそうです♪
秋になり、洋服も衣更えをするように、
インテリアカラーもちょっと、暖色系のあたたかみのある色にして、
模様替えしてみませんか?