インテリアカラー・心を落ち着かせる為の青い小部屋 | カラーのプロになる秘訣&ビジネスに役立つ色の使い方

カラーのプロになる秘訣&ビジネスに役立つ色の使い方

色彩業界歴25年以上のカラーコンサルタントが、カラーコーディネートのプロになる秘訣を教えます!

カラーコンサルタントの三浦まゆみです。

自分らしく集客できるオンリーワンカラーリスト養成塾の卒業生、
ママカラーリストの大井唯さんが、ブログを書いてくれました(^^)

最近の小学校には、こんなものがあるんですね。知らなかった!
色の効果もうまく使われていますね!

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こんにちは。
子育てママ専門 カラーアドバイザーの大井唯です。

今回は、娘の小学校で見つけた
不思議な青い小部屋についてお話しますビックリマーク

私の娘の小学校は、5年ほど前にできたばかりの新しい学校です。
今年の4月には、子供の人数に対して、教室が少ないと
新しい校舎が増設されました。
(この少子化にありがたいことです)

新しい学校という事もあり、
私が小さい頃通っていた小学校とは全く違うつくり。
ただただ、驚きの連続です。

クラスターと呼ばれる広場が教室の前にあり、各教室には扉もなく、
図書室は吹き抜け。



「間取り」も「デザイン」も「色」も
子供がのびのびと 学べる様に考えられて作られていますニコニコ

そんな斬新な校舎に、まか不思議なスペースがありました。
「パオ」と呼ばれる青い個室です。



この個室は、各教室や教室の外に設けられています。
小さな机があったり、1畳くらいの小さなスペースであったり・・・。



まるで子供にとっての秘密基地のような場所。
これは、一体何でしょうかはてなマーク

どうやらこのスペース
「自分を落ち着かせる為に使う場所」だそうです。

子供たちは、本を読んだり自由に使う事ができるそうですが、
時には、先生に怒られたときや喧嘩をした時に使う事もあるそうです。

「パオ」は、娘の小学校だけでなく
現在 様々な小学校に取り入れられているスペースです。

子供はこのような狭いスペースへ入り込むことで
心が安らぐのだとか。

その心理効果が、
子供達の勉強や遊びに良い効果をもたらすと考えられています。

更に 扉のないオープンな教室を持つ小学校は、
パオの様なスペースがあると、「ほっ」とできる「居場所」を
つくる事ができるようです。

さて、この「パオ」
新校舎のものは、青い絨毯で作られていました。

さて、一体なぜ 「青い絨毯」なのでしょうか?

この「絨毯の色」こそが、子供の気持ちを左右する
大切なポイントなのです。



青は、セロトニンと呼ばれる癒しのホルモンの分泌を促す作用があり
「集中力」や「鎮静効果」が期待できる色です!!
その結果、「脈拍」や「気持ち」を落ち着かせる事ができると言われています。

実際に、犯罪の多発する道の街灯をオレンジから青に変えた事で
犯罪件数が減った事が証明されています。
その結果 今では日本でも街灯を「青」にしている場所が増えてきました。

学校でも喧嘩をして興奮した生徒を、「パオ」へつれてくると落ち着くそうですよ。
(もしもパオが「真っ赤」な絨毯だったら、なかなか怒りがおさまらないかもしれませんね。)

子供に 「集中して何かをさせたり」「冷静にさせたり」
「気持ちを落ち着かせたい時」を使う事は 効果的です。

これからも学校生活の様々なシーンで、
この「青い空間」がさりげなく
子供達をサポートしてくれそうです!

子供達への「心の配慮」
時代は、変わったな~と思いながらも
親としては、ありがたいという気持ちでいっぱいです。