カラーの教え方の秘訣・カラー活用の具体例は多い方がいい!? | カラーのプロになる秘訣&ビジネスに役立つ色の使い方

カラーのプロになる秘訣&ビジネスに役立つ色の使い方

色彩業界歴25年以上のカラーコンサルタントが、カラーコーディネートのプロになる秘訣を教えます!

 

 

カラーコンサルタントの三浦まゆみです。
今日は、私が主催している「自分らしく集客できるカラーリスト養成塾1期生」
4回目の授業でした。

この養成塾では、各々の個性を活かした「オリジナルカラーセミナー」
企画して、模擬授業を行い、セミナー開催できるまでに完成させていきます。
もちろん、セミナーを満席にする集客の秘訣も教えますよ(^_-)-☆

0期生のときは、「10歳若返るメガネ&似合う色セミナー」
「絶対に成功するドレス選び・ブライダルカラーセミナー」など、
いろいろなテーマのセミナーが完成しました(^^)

さて、そんな養成塾で、今日はこんな質問が挙がりました。

「カラーの実際の活用例って、いくつ用意すればいいんですか?」

確かに、何か色彩の知識を教えるときには、理論だけを教えるのではなく、
実際に日常生活の中でカラーを活用している具体例を伝えられると
わかりやすいですよね!

 

 

 

 

 

よく、模擬授業をやっていただくと、出てくるのが。
「具体例がてんこ盛り」パターン。

 

例えば、あれも、これも、それも、あとこっちも…とたくさん出てきます(笑)
 

例えば、「トーン」の説明をしていたとします。
トーンって色の調子のことですが、例えば、ペールトーン」と言ったら、
赤、青、黄色といった色みは違っても、薄くて淡い色の調子であれば、
ペールトーンの色、と言えます。

 

こういった色ですね。
 

 

そのペールトーンの具体例として…
 

・ベビー用品
・寝具の色
・サンリオグッズ
・ディズニーランドのイッツアスモールワールド
・マシュマロのような柔らかいお菓子の色
・看護婦さんの制服


などなど、挙げていったとします。
具体例がたくさんあることで、「なるほど、なるほど」とは思うのですが、
たぶん、5個超えたら、最初の方は覚えていない可能性が高いです(笑)


教える側のカラーリストは、たくさん具体例をお話した方が喜ばれる、お得感がある、
と思ってお話されているサービス精神旺盛な方かと思うのですが。
記憶に残らないと、あまり意味がありませんよね。


なので、私のこの質問への解答はこちらです。


「具体例は、1つか2つに絞って、そのかわり、その色が使われた
背景も含め、しっかり説明してあげましょう」

 

例えば、以前、下着メーカーさんのカラー提案をさせていただいたのですが
そのときの具体例をお話してみましょうか。

 

 

その下着は、機能的な特徴として、「寄せて上げる」系ではなく、
「締め付けないリラックスブラ」だったので、
鮮やかな色というより、コンセプトイメージに近い、ペールトーンのような
優しいトーンでのカラーラインナップだったんです。

 

やはり機能性と色がマッチしていないと、違和感があるので、
商品として魅力が半減してしまいますよね。

 

特に、ブラジャーのように、1色のみではなく、
何色かのカラーバリエーションがあるときに、全体をまとめつつ、
個々の特徴を出すには、同じトーンでまとめるのが有効です。


なんていうふうに、たとえ1つの具体例でも、じっくり解説する
非常に記憶に残りやすくなります。


きっと、生徒さんが今度下着売り場に行ったら、
「機能性」「イメージ」がマッチングしているかどうか、
チェックしてみると思いませんか?


具体例は、たくさんよりも、1つか2つをしっかり解説する。
これが、カラーを上手に教える秘訣です(^^)