カラーの仕事に役立つ資格 | カラーのプロになる秘訣&ビジネスに役立つ色の使い方

カラーのプロになる秘訣&ビジネスに役立つ色の使い方

色彩業界歴25年以上のカラーコンサルタントが、カラーコーディネートのプロになる秘訣を教えます!

カラーコンサルタントの三浦まゆみです。

前回は、こんな記事を書きました。

「カラーの仕事をするには資格は必要?」

今回は、「カラーの仕事に役立つ資格」について書きます。

検定試験に合格してもらえる資格はいくつかあります。

実は、ここ数年、色彩業界は、色の検定の乱立状態というか…

(そんなことを言うと怒られそうですが!)

検定がとっても増えました。


なので、いろいろあって、選べない方も多いかもしれませんね。

各々の検定には違いがあるので、そこをしっかり比較して、

自分に合うものを選ぶことが大切です。


ポイントは、

「資格を取得したら、どんな知識が身に付いて、

何ができるようになるのか」


を確認すること。


また、その検定を主催している団体が、

「合格後に仕事につなげるフォローをしてくれているのかどうか」

も、チェックしましょう。


わからなかったら、じゃんじゃん(?)主催団体に電話して聞いてみてください。

そこで、明確な回答が出てこないなら、、、ちょっと受験は考えた方がいいかもです。

というと、言い過ぎかもしれませんが、検定が増えたからこそ、

「資格は取ったけど、ちっとも仕事につながらない」

という方も多いので、カラーの仕事をしたいのであれば、しっかり確認する必要がありますね。




◯国のお墨付きで、一番わかりやすくアピールできるのが、

一番、古くからあって、文部科学省が後援している

公益社団法人色彩検定協会が主催している「色彩検定」です。

以前は、A.F.T(全国服飾教育者連合会)主催の検定だったもので、

これが色彩業界では一番有名で、受験者数も一番多いです。

配色(いわゆるカラーコーディネート)の勉強をしやすい検定です。

ただし、1級は2次の実技試験が、ちょっと難関です(^_^;)


◯ちょっと理論寄りですが、けっこう突っ込んだ知識を学べるのが、

東京商工会議所が主催している「カラーコーディネーター検定」

色彩検定の次に古くから開催している検定で、1級が3分野に分かれています。

・第1分野が、ファッション色彩

・第2分野が、商品色彩

・第3分野が、環境色彩

私は、以前、商工会議所で、第2分野の「商品色彩」を教えていましたが、

自動車のカラーの歴史とか、素材(金属、プラスチックとか)の特性、雑貨の色の変遷とか、

なかなかマニアックで面白いですよ(^^)

◯似合う色の診断方法や活用の仕方を学びたいのであれば、

「パーソナルカラー検定」もお勧めです。

今は、3つの団体が主催していて、各々に特徴がありますので、

よくテキストをチェックしてから受験した方がいいと思います。

理論中心の検定もあれば、実技中心の検定も!

また、内容について、詳しくは別の機会に解説しますね。


◯その他にも、「カラーデザイン検定」「色彩福祉検定」「ライフケアカラー検定」など、

いろいろな検定試験があります。


まずは、ネットで検索して、資料を取り寄せて、比較検討してみましょう。


受験した方が、どんな業界で活躍しているのか、といった受験者の声も参考にするといいですね。