カラーコンサルタントの三浦まゆみです。
今年、1級2次を受験する方から質問がありました。
「マンセルシステムの彩度の読み取りが難しいのですが…」と。
確かに、ちょっと慣れないとマンセル値の読み取りは難しいですよね。
PCCSなら、彩度はどの色相も最高彩度は、9sなのでシンプル。
でも、マンセルシステムでは色相によって最高彩度が違うので、ちょっと複雑ですね。
基本的には、暖色系の最高彩度が高く、寒色系は低い、と覚えておくことが1つ。
後は、PCCS値と変換するとどうなるかを、色相ごとに確認しておくといいですね。
例えば。
PCCSの 鮮やかな赤、 v2 を三属性の色表示で表すと。
2:R-4.5-9s
これをマンセル値に変換すると。
4R 4.5/14.0
最後の数字が彩度なので、鮮やかな彩度の高い赤は、マンセル値では14という数値になりますね。
それに対して。
PCCSの 鮮やかな青緑、v14 を三属性の色表示で表すと。
14:BG-4.5-9s
これをマンセル値に変換すると。
5BG 4.5/10.0
なので、鮮やかな彩度の高い青緑は、マンセル値では10という数値になります。
同じく彩度の高い色でも、赤の数値は高く、青緑の数値は低い。
色相によって最高彩度の数値が違うというのが、マンセルシステムの特徴です。
「この変換がわからない!」という方には、こちらがお勧め。
日本色研事業株式会社から発行されている
「PCCS ハーモニックカラーチャート」を購入すると
PCCSとマンセルシステムの数値の変換表がついてくるので、それを参考にして勉強してみてくださいね!
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