色の検定は取る意味があるの? | カラーのプロになる秘訣&ビジネスに役立つ色の使い方

カラーのプロになる秘訣&ビジネスに役立つ色の使い方

色彩業界歴25年以上のカラーコンサルタントが、カラーコーディネートのプロになる秘訣を教えます!

 

 

カラーコンサルタントの三浦まゆみです。

色を学ぼうかな、と思っている方や学生さんからよく聞かれる質問。

「色の検定資格って、取ると役立ちますか?」

この質問の答えは。

「YES」。

でも、本当の意味で役立つ資格にできるかどうかは。

「あなた次第です」

とお答えすることが多いです。

なぜかというと…。

資格って、「取った結果のメリット」と。

「取る過程のメリット」と、両方あると思うからです。


取った結果は、みんな同じ「合格」

でも、取る過程については、意識しないと、なかなかメリットは生まれません。


①取った結果としては…

⇒ きちんと国や協会や企業のお墨付きがある資格なら、履歴書に書ける。

自分の知識やスキルをアピールできる。

ただし、色の検定は、弁護士、社労士さんなどの資格とは違って。

国家資格までの威力はないので、取ったからといって、即お仕事が舞い込むワケではありません。

でも、ないよりは、あった方が、色に関するお仕事に就きたい場合は有利です。

自分が学んだ証が残るわけなので(^^)


でも、取った結果以上に、私は取る過程が大事だと思います。


②取る過程に置いては…

意外に資格って、がんばって取ったのに活かしきれていないパターンって多いんですよ。

合格したら、テキストは押入れにしまってしまい…

年々、記憶が薄れる一方とか…よく聞く話です(^_^;)

それを防止するために。


資格の勉強を始める前には。

「自分は何のために取得するのか?」

「取得したら、どう使いたいのか?」

を具体的にイメージ&計画してから学ぶことが大切。


さらに、勉強を進めるにあたって、

「合格」以外の自分なりの目標”を立てると、

その勉強の過程にも意味が出てきて、資格取得の効果が2倍になります。

例えば。

・Webデザインの仕事をしているので、色の勉強は一度しておきたかった。

対外的にも、色の資格があることをアピールできる。

⇒ 勉強中に、自分がつくったWebサイトのカラー分析をしてまとめておこう。

それを、今後の営業ツールにしよう。

とか。

・主婦なので、仕事に活かすとかいう目的じゃないけど。

色って大好きだし、ちょっと面白そうだと思って。

せっかく学ぶなら、資格を取るのも面白いかも、と。


⇒ 勉強中に、学んだ色を活かして、生活の色を選んでみよう。

部屋に飾るお花や、お料理、お弁当の色使いも工夫して、写真に取って残してみよう。

どんな気分で色を選んだかもコメントを書いて!

とか。


資格って、取る過程が、とっても重要だと思います。

さて、あなたは「何の目的」で、色の資格を取ってみようと思っていますか?

学ぶ過程で、自分なりに色を実践して、形に残せるものはありそうですか?


ぜひ、資格の勉強を始める前に考えてみてくださいね(^^)