社会福祉士を目指す学生さんが、高齢者施設で研修中。
毎朝、タンスの中から洋服を選んであげるのもお仕事なんだそう。
そんな学生さんが、「福祉と色」のセミナーに参加してくれた後、すごくうれしそうに話してくれたこと。
カラーコンサルタントの三浦まゆみです。
その日のセミナーには、大学の教授に連れられて、数人の学生さんが参加してくれました。
福祉に役立つ色のレクチャーの後、似合う色のプチ診断もしたので、
「えー!この色似合うなんて思わなかった」
「この色好きやった!似合うんだ~」
などなど、けっこう盛り上がっていたのです。
福祉の現場で、人と接するお仕事なので、自分の外見にも気を配って、似合う色で明るく親しみやすく見せることも大切だよね、という趣旨での似合う色診断。
そして、逆に、高齢者の方の似合う色も診断してあげられたら喜ぶよね、という話もしていました。
そんな中で、話してくれたこと。
「毎朝着る洋服をタンスから出して渡してあげるんですけど、いつも、洗濯した順に渡していたんですよね。
でも、今日色の話を聞いて、その人の似合う色を選んであげたり、好きな色を聞いてあげたりして選んだらいいんだって、思いました!」
とても素敵なことに気がついてくれました。
そうやって、色に気を配ることで、相手にも気を配ることにつながります。
普段なら機械的な作業になるところ、コミュニケーションも生まれます。
似合う色を着たおばあちゃまが、施設の中でスタッフの方に、「その色似合うわね」なんて言われて、笑顔になるところが想像できてしまいます。
ちょっとした色の選び方で、人がつながることもあるんです。
ぜひ、色をコミュニケーションツールとして使ってほしいですね!