今日も読んでいただきありがとうございます。


「言いたいことがきちんと伝わるレッスン」 平木典子著からご紹介いたします。


興味のもてない内容を相手が一方的に話していると、上の空になってしまうときがありますよね。


例えば、海外旅行に行った話で、絵画の専門的な内容の話であった場合。


知識も、関心ももてないし、イメージも湧かず内容が理解できない。


それでも、自分は面白くなくても、聞いてあげないと悪いし、話題についていけないと馬鹿にされるのではと思ってしまったりして、聞くばかりになってしまうことがあります。


そんなときでも、前回紹介したとおり、共通の話題にこだわることはないと言います。


相手の話に興味がないときは「ごめんなさい。そっちの方面のことはよくわからないの。ところで、海外に行った時、なにかおいしいものは食べた?」



など、自分の興味のある話しに切り替えてみるのもいいでしょう。


旅の話の中で一番面白いのは、失敗談。


忘れ物をしてしまったり、言葉が通じず変なやりとりになってしまったなど。


その人がそのときに味わった思いがありありと再現されていれば、つい話に引き込まれてしまいます。


反対に、ああしてこうしてと事実を並べただけの話というのは退屈になってくることが多いのです。


その人がどう感じたか、気持ちの表現があればそのときの情景をイメージしやすのですが、気持ちが語られていないときには、イメージが湧かず無味乾燥なものになってしまうと著者はいいます。