宮城県大崎市で開催の、「目で観る刀の教科書展」に行ってきました!

 

 

大崎市役所新庁舎の完成記念のイベントで、大崎市と日本刀剣博物技術財団の共催。

6/2から6/5までの4日間限定です。

 

目玉は、何といっても4年ぶりの展示となる、「大俱利伽羅広光」という刀。

ゲームやそれをもとにした数々のメディアミックス作品に登場するキャラクターの元ネタとなった刀で、とても人気があります。

私自身が特別好きなキャラ、というわけではないのですが、気づいたら自本丸の極で3番目にレベルが高くなっていました。

打刀の中では強い方なので、よく使っているから、愛着があります。

となれば、やはり本物の刀そのもの見てみたいと思うもの。

いつ展示の機会が訪れるかわからない個人蔵なら、なおさら。

 

さらに、当初の発表では400振の刀を展示予定、と。

こんなにたくさんの刀を目にする機会もそうそうないだろうと思い、行くことにしました。

(結局、このあともっと増えることになるのですがポーン

 

この財団のイベントに参加するのは初めてなので、行く前に色々調べたんですが、

大倶利伽羅が過去に展示されてた場所って、「薬師寺」とか「東北医科薬科大学」とか。

「薬」とご縁のある刀なんですね。

(所有者の方も、薬の開発とか研究をしている会社のトップだし)

 

6/3の早朝に目が覚めたので、東北に向かって出発!

(実は早起きがとても苦手なんですが、人間、やろうと思えばできないことはないニヤリ

 

あさイチの新幹線に乗って、展示会場の最寄り、古川駅で降りたら、

同じ新幹線から女性の方がぞろぞろと・・・。

ああ、みんな刀の教科書展に行くんだなにっこり

 

そこから会場まではレースです!

タクシーはすでに行列ができてるので諦め、歩くことに。

これがガチの競歩レースで!

私はいい年なので、何人にも追い抜かされたけど、信号待ちでまたみんな一緒になる(笑)

そして、またどんどん差が開いていき・・・また信号から一斉スタートびっくりマーク

こんなことを繰り返して、20分歩いて、ようやく到着。

整理券の番号は、400番台。

講演会の参加券ももらえました。(講演会の内容まとめは後ほど。)

 

待ち時間は2時間弱だったかな?

順番来るまでずっと市役所の中にいられたのはラッキーでした。

 

いざ、入場してみると…………これでもか!っていうくらい、刀、刀、刀の連続。

展示自体は今まで見たことないスタイルで、面白いんだけど、

列が全く進まなくてイライラするー!!!むかつき

係りの方に、「進まないから飛ばしても良いですか?」って聞いたら、

「どうぞどうぞ!ご協力ありがとうございますニコニコ」と、むしろ喜ばれた爆笑

 

じっくり見たところで、人間の覚えられることには限界があると思っているので、

私は、自分の見たいポイントをしぼって、鑑賞することにしました。

 

・虎徹

・兼定

・正宗・貞宗

・長光

この辺りを重点的に見ました。

 

虎徹はやっぱり強そうだな!

ほとんど反りがなくて、重そう。

 

安綱の刀の5振同時展示は、これまでの展示会で過去最多だそうだけど、

この安綱たちはどれも痩せっぽちで、あまり魅力を感じなかったな。

(この理由は、後の講演会で判明することになるのだけれど)

 

一文字は多すぎて、通過しようと思ったら、とあるキャプションの前で足が止まった。

 

「今荒波一文字」

 

ん??

いまあらなみ??

つい数日前に、トーハクで見たような?

何でここにあるの?

 

ここだけはしっかりキャプションを読みました。

「今荒波」と号のつく刀は2つあって、ひとつはトーハクで見たもの。

そしてこの刀は、喜連川家由来の「今荒波」らしい。

へー!ニコニコ

号のつく刀が複数存在する場合があるんだ。

ってか、同じ時期に2つの「今荒波」が人前に出るなんて、不思議な巡りあわせだなあ。

個人的には、トーハク→うねるような大波、喜連川家→水しぶきをあげる波、のイメージでした。

 

座って少し休憩してから、感動のクライマックス。

まずは粟田口の国吉作の短刀。

次に乱藤四郎と、過去にオークションに出された、その偽物。

刀剣鑑賞歴の浅い自分には、パッと見て、どっちが本物か分からなかったです・・・。

偽物の茎は、薬品で意図的に錆びさせていると書かれていて、ゾッとしました・・・ゲロー

 

そして最後に大倶利伽羅。

大変人気の刀なので、個室が用意され、6人で2分間の鑑賞タイムです。

この待ち時間が、とっても緊張した!

ここまで無事に辿りつけたことに対してなのか、それともあまりにたくさんの刀を見すぎたからなのか、

もはや何に感動してるのか分からないけど、とにかく緊張する滝汗

 

一緒に入室した方たち、みなさん良い方で、お互い譲り合って鑑賞。

第一印象は、帽子の大きさに対して、茎が短くて、アンバランスな感じがしました。

(もとは大太刀だったものを、擦りあげた)

けど、この危うい、アンバランスな刀が、危なっかしい、放っておいたら怪我しそうな、大倶利伽羅のキャラクターイメージと合っている気がしました。

(それが設定に反映されてるがどうかは知りません)

悪口みたいになってしまいましたが、実物の大倶利伽羅はかっこよかったです!

龍の彫り物のある刀はたくさん見たけれども、オンリーワンの魅力があると思いました。

 

ここまで飛ばして見ても、1時間半は超えていました。

じっくり見たら、一体何時間かかるんだろうチーン

 

そろそろ講演会の時間なので、刀に触れる体験は後回しにして、一旦会場を出て、

講演会の会場に向かいました。