今回は自分が経験した患者様について紹介したいと思います。
当院に食思不振で入院された方で、「何を食べても苦いから食べたくない」と。
希死念慮もあり、抑うつ傾向。不定愁訴による家族の介護負担も大きい方でした。
その方が入院して1カ月経過した頃から「みぞおちが痛い」と訴えるようになりました。
器質的な問題はなく、精神的なものであろうと不安時薬が処方されていました。
私も最初は「精神的なものかな…」と考え、傾聴しながら対応していました。
しかし、一度痛みのある部分を触ってみたところ腹部の筋緊張がとても高いことに気づきました。
なぜ腹部の筋緊張があがっているのか?
入院してから1カ月間、毎日ベッド上で無為な生活を過ごされていた患者様。
円背が強く、毎日側臥位で体を丸めて寝ていたことが原因でした。
その方の腹部の筋緊張を落とし、ポジショニングをすることで訴えは改善していきました。
みなさんは精神疾患患者様の訴えに対して、しっかりと耳を傾けていますか?
「また言っている…」と不定愁訴という言葉で片づけていませんか?
しっかりとアセスメントした上で、身体・精神へのアプローチを適切に行うことができれば、不定愁訴ではなくなるかもしれません。
当日はシーティングやポジショニングについても簡単に紹介できたらと考えております。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ご興味のある方はHP見てみてください♪
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