ちょっと前だが、昔から唄っているプロ歌手の現在の生歌をオンエアーで聴いた。
”○partures”などのヒットがあった『○lobe』、”寒い○だから・・・”の『○RF』、往年の”戦争を○らない子供たち”の『杉田○郎』、”○歳の別れ”の『○勢正三』。他にもまだまだたくさんいるのだが書ききれない。
彼・彼女らに共通しているのは全盛期の声や音域が全く出なくなってしまっていること。
キーを下げていても全く高音部が出ていない。そしてそれは、その唄を聴くこと自体が、こちら側にストレスを溜め込んでしまうと感じるほどのものだった。
すぐにchを切り替えた。
でもひょっとしたら、さっきのは自分の聞き間違い又は一時的に自分の耳がおかしくなってしまっていたのではないかと考え、再度chを戻してみたが、それは聞き間違いでもなんでもなく否定しがたい事実だった。
彼らにもそれなりの事情があって一時期唄うのを辞めたり、音楽活動そのものを中断していたこともあっただろう。
しかし『プロ』としてお客からお金をいただいて舞台で唄う以上、恥ずかしくない最低限のレベルには戻しておいてほしかった。
年齢のせいにしてはいけない。
吉田拓郎や中島みゆき、岩崎宏美が今でもあれだけ唄えるのは日々のヴォイス・トレーニングがあるからではないだろうか。
人から聞いた古い話だが、戦後まもなくヒットした”りんごの「歌」”の歌手”『並木道子』は亡くなるまで終生、この曲の『キー』を変えることがなかったらしい。
聴いてくださるお客様のイメージを壊したくない、それが理由だったそうだ。