眼鏡が壊れたので眼鏡屋に行ってきました。

 日曜深夜のF1レースを見ながら眠ってしまったのが原因。

 朝になって真っ二つに割れた眼鏡を枕の上に発見しました。

 幸い運転用の眼鏡を別に持っているのでそれでなんとか間に合わせましたが、近くのものを見ようとしても焦点を合わせられないので大変不便でした。

 コンタクトレンズはハードもソフトも何回か試したことはあるのですが、網膜はく離経験後はやはり眼鏡にしようと決めているので今回も眼鏡にすることにしました。

 以前友人が教えてくれた安い眼鏡屋の話を思い出したので、場所を聞いて電車で出かけました。

  

 一言でいえば、「ここがメガネ屋?」という感じ。

 それほど大きくもない店内に接客の店員が10人くらいいて店の奥にはレンズを加工してフレームに取り付ける技術屋さんが5・6人。

 視力測定機器(アゴを乗っけるやつ)で測定が終わると次の呼び出しがあるまでにフレームを3個選んでおいてくださいと店員が言う。更に「お客様の場合度数がきついので小さめのフレームで枠ありの中から選んでください」という。

 なんでフレームを3個も選ぶのだろう?

 店員に質問してみた。

 「この店は3個5000円で眼鏡を販売しています。」

 そういえばさっき店を出て行った客も、今眼鏡を受け取っている客もみんなメガネケースを3個持っている。

 ワールドカップ日本代表メンバーから久保が落選したことよりもサプライズ!

 

 とりあえず細かいデザインには全く関心がないので、ずらっと並んだフレームの中から3個も選ぶのが面倒なので適当に選んでもらえたら、その中から自分が気に入ったのを選びますから選んでくださいとお願いした。

 

 5分も経たないうちに名前を呼ばれた。

 専門の技術屋らしき50歳くらいの人と最終打ち合わせをするらしい。

 自分は普段使いと運転用とふたつの眼鏡を使い分けているので3個セットなら運転用と運転用サングラス、そして普段用の3個でお願いしたいと申し出た。

 するとその専門家いわく「運転に使うのが普段使いでもう一つは手元用ではないですか」

 なるほど表現の違いだけとはいえ、言われてみれば納得。

 3分もしないうちに打ち合わせが終わった。

 そしてその間、別の店員が選んでおいてくれたフレームの中からそれなりに気に入ったのを3個選んだ。

 

 清算を済ませると「普通の眼鏡は1時間後、サングラスは1週間後お渡しできます」という。

 お店から10分も歩けば天王寺なのでそこでランチを済まして店に戻ると眼鏡はもう準備できていた。

 

 こんなに安く眼鏡が3個も買えるなんて。

 今まで眼鏡1個に3万とか高いときは6万も支払っていたのはいったいなんだったんだろう。

 そんなふうにしか考えられない、今週のある日の午後だった。

  

 この眼鏡屋の場所をお知りになりた方がおられましたらお教えします。