地球温暖化が進み、世界的規模の異常気象が起きている。

 降雨量が減少し、砂漠化が進む地域では、不足する水を地下水を汲み上げることで補おうとするため、地下水位が低下し、海水等の逆流現象による塩害で、作物の育成が出来ない不毛の地を増加させている。

 歴史上、偉大なる開発と思われてきたオーストラリアの山脈貫通水路トンネルでは塩害、ナイル川のアスワンハイダムでは治水管理が可能になった弊害として、肥沃であった土地が痩せてきている。

 

 海水を真水にろ過する装置も、最近は数多く設置されてきているが、ろ過した後の塩分濃度の濃い海水を放流し続けていることによる自然界への危機が叫ばれている。

 これまで人間は知恵を絞り開発してきたことのうち、自然に逆らう強引な力技で制してきたものに対しての弊害が世界各地で勃発してきているのではないだろうか。

 自然の恵みを環境破壊せず、うまく生かした方法を一刻も早く、開発使用していかないといけない時期にきているのではないのか。

 

 モンゴル平原では試作段階とはいえ、電気を一切使用せず、放射熱を利用した「星空冷蔵庫」が遊牧民の人たちに提供されていた。

 

 海水を真水にろ過する装置にしても、塩分濃度の濃い海水を海に再放流するのではなく、生活に必要な塩として利用する方法があるはずだ。

 

 人間は水なしでは生きていけないが、塩分無しでも生きてはいけないのだから。