ターミナル1からIbisホテルまで行くシャトルバスはすぐに見つけられた。
☆2つだが、アメリカンタイプのホテルだから快適そうだ。
そしてホテルに到着し、チェックインを済ませる。
夜食は23時からホテル内のレストランで食べれると、フロントで説明を受ける。
確かにホテル内レストランはこんな時間(22:40)だというのに開いている。
そして部屋に入り、荷物を置いてレストランへ行く。
レストランでは店員が先に来ていた中国人に必死で何か説明している。
要するにスタートメニューから一つ、メインディッシュから一つ、デザートから一つ、ドリンクから一つ選んでレジに持って行き、デザートとドリンク以外は冷凍食品なのでオーブンで暖めてくれるシステムとの説明だった。
しかし中国人はメインディッシュを二つ選んだり、ドリンクを二つ持っていくためレジで店員が困ってしまって説明しに来ていたようだ、入口にちゃんと書いてあるのに。
そして自分がレジに並んだとき「これで合ってるよね?」と先ほどの店員にあえて聞くと「パーフェクト!」と微笑んでくれた。
深い意味はない行為だったが、心のどこかで東洋人みんなが勝手な人間だと思われたくない気持ちが無意識にはたらいたのかもしれない。
そしてオーブンで暖めてもらう間、席で待とうとすると、先ほどまで空いていたテーブルの上にイスが積まれClosedになっていた。
仕方なく前の客がそのままにして帰っていったばかりの席に座ると、ウエイトレスがすぐ食器を下げに来てくれた。
よく気がつくな、と感心していたら「このテーブルもClosedだ!」と言う。
こちらも感心したすぐ後だったので「じゃあ何処に座ったらいいんだ!」と言い返すと横のテーブルの連中と合席しろというようなことを言う。
仕方なく既に座っていたプエルトリコ系の若い十代と見える男女4人の8人掛け座席に座ろうとすると、露骨に嫌な顔をされた。(あの外国人がときおり見せる最低の嫌な表情、ありますよねアレです!)
こっちもいい加減不機嫌だったから、思い切り日本語で「いつ、何月何日、何時何分何秒からここはお前らの席になったんじゃボケッ!」と思い切りお盆をテーブルに置いて店を出て行ってやった。(まるでガキの喧嘩だけど相手がガキなんだから、いいか)
またもや話が横へそれた、ガキとオヤジガキのもめごとは放っておいて。
翌日16時にはまだ30分も早い時間に、指定されたターミナル1の12番カウンター前に到着、そこには列とはとても呼べないカートと人間の塊が・・・。
そしてカウンターには4名のフランス人空港職員と1人の中国人職員がいた。
列の最後尾がどこなのかわからないまま、カートを押している人の後ろに並んでい待っている、とどんどん手荷物だけの中国人が列の横から割り込んでカウンターの横に張り付いていく。
そのあまりの傍若無人さに空港職員が怒ったのかどうかは定かではないが、いきなり「このカウンターは今日の搭乗予定者のためのものだ、昨日の搭乗者は裏側に受付を設けるから裏へ回れ!」と言う。
いきなりだったから列の真ん中に並んでしまった自分はすぐには動けない。
その間中国人団体の代理人たちは、仲間に大声で「裏に並んで、とにかく早く並んでちょうだい!」と叫んでいる。
(私見)
あえて言う。日本ならカウンターを分ける分けない以前に2日分の搭乗者が一定時間に殺到するような指示を出したのだから、このような事態に備えて受付箇所を増やすなりそれなりの対応を事前に準備したはずだ。百歩譲って、もし予想を超える人数が殺到したとしても、いきなり裏側へ回って並べ、などという指示は出さない。ちゃんと並んでいる昨日の搭乗予定者に整理券を配って混乱を避け、公平を期すことを最優先しただろう。
フランスCDG空港の対応に強い憤りを感じた。
なんとか裏側に回って並びなおし、長時間待ってやっと正式な搭乗券を受け取った。(この時点で当然発行されるべき搭乗券が遅れてきた人間の分はひょっとすると発行されないのではないかという、ありえない考えまでが頭をよぎっていた)
そして搭乗券を発行してくれた空港職員に、ボランティアに支払われる300ユーロはどこで受け取るのかを訊ねると、今設置された裏側のカウンター2列のさらに横に先ほどの中国人女性職員が受付を開設していて、そこに行ってくれと言う。
また並ばなければならないのか、それはCDG空港に対する不満であったはずなのだが・・・。
300ユーロを受け取るための列に並んでいると、前から6人目だったのだが、その6人みんなが7人分くらいのパスポートを握っている。
こういう現金の授受には、パスポートにプラス本人確認と受取のサインを書かせるのが常識ではないのか。
もう日本人として学んできたこれまでの国際的な常識という感覚が、このわずかなフランス人CDG空港の職員と中国人団体によって崩壊していくような気分だった。
ここはインターナショナルとしては例外的な空間、自分自身に言い聞かせた。
中国人が受付にいる!。
このことが中国人団体に知れ渡ると、今まで代理人にまかせきりだった団体の中からいろんなオヤジが現れた。
列の横から大声で不平不満、あるいは中国人を優先させろといった内容のことを言っている。
CAは中国人のための航空会社だと思っているようだ。
それでも列に並んでいる他の中国人に、「今はお前の順番ではない!」と言われたのだろう、渋々後ろへ下がった。
しばらく経って後3人で自分の順番が来るというところで、隣の列から若い中国人カップルが搭乗券を受け取ったのだろう、隣に来た。
最初自分を超えて、隣にいる中国人に話しかけ、列の最後尾を見てすごい列だと驚いた表情を見せたのに、そこから離れない。
これは例の横入りの手口だと察し、絶対に入れないように頑張ったが、怒りの感情というよりは、段々と情けなくなってきた。
たった何日か中国人と同じスペースにいるだけだったが、彼らはパリの街でも同じだった。
列の横に来てしばらくじっとしていると思ったら、列が動くときに平気で割り込み、しかも前へ入ろうとする。
ここは私が先に並んでいたと抗議しても、平然とした顔で「そうだった、気がつかなかったけど」と言う。
老若男女を問わずだ!!!!!
日中の領土問題をここで持ち出すつもりはないのだが、国際社会という中で、日本人にはまだ「恥」という意識と行動が少なくとも存在している。
どんなにチャラチャラしているように見える日本人でも、その感覚は僅かではあっても残っているはずだ、これはブランド品を買いあさることとは全く次元の異なることだ。
自分はやっぱり日本人だ、そしてそれを誇りに思えた瞬間だと言うにはあまりにも情けないシチュエーションであった。
中国の人たちも、ひとりひとりは普通の人たちだし、仲間意識が非常に強いだけなのだろうが、こういった場面での自分たちの行為というものを、もう少し「謙虚」という態度で見直すことが必要な時期に来ているのではないか。
このことは自分の順番がきたとき再び横からオヤジ中国人が出てきて中国人空港職員の女性に大声で何かを言ったとき、女性職員が毅然とした態度でその行為を叱り、自分に対して、すまないと言ってくれたことに現れているように思う。
国際社会に先に出て母国中国を愛する気持ちと、その母国人の態度が国際社会では通用しないことへの苛立ちが垣間見えたような気がした。
しかしながらそんな受付の中国人女性でさえ、300ユーロのキャッシュ受取という約束は簡単に破られることになった。金額ではない約束なのだ。
300ユーロではなく3000元を中国北京到着後に渡すと言うのだ。
300ユーロと3000元の違いについてどう違うかまで、こうなったら書いておこうと思う。
1元が14円で、1ユーロが140円なら為替的には同じだと考えるのなら、それは全く違う。
ユーロにしろ元にしろ、その国にとっての外国人は、空港内で事前に両替した証明なしには通常両替出来ないのだ。
両替出来るケースもあるが、そもそも300ユーロという「約束」をCDG空港職員と交わしたものが、どうしてAIR CHINAの都合で元に変更させられなければならないのか。
まして北京には乗換のためだけに立寄る(5時間)ので、空港から出ることも出来ない。
そのことを言うと、北京で両替出来るという。
押し問答になってきてしまい、結局泣き寝入り状態で納得するほかなかった。
つづく (次で終わります はぁー長い 50時間は長い)