オオサンショウウオ


 去年近畿地方を襲った台風の影響で、山から下流に流されてきたオオサンショウウオ100匹余りが行政が造った川の堰を超えられず、棲家である上流に戻れないでいるとのニュースがあった。

 週末にかけて一部の心無い人間がこのオオサンショウウオを捕獲し持ち去るのではないかと危惧する。

 やめたほうがいいと言いたい。

 バブルの頃、本当にあった話。

 成金で金を持った土建屋のオヤジが別の成金仲間に、「海外旅行で留守にする1ケ月間だけオオサンショウウオを、お宅の池で預かってくれないか」という相談だった。

 預かるほうもオオサンショウウオというものが物珍しく預かった。

 預かったオオサンショウウオは自宅の池に放し飼いにしていたらしい。

 池には錦鯉が数十匹飼われていた。

 一週間ほどして、錦鯉にエサをやる係りの者が「最近鯉の数が減っているようだ」と主人に報告した。

 主人はそれは気のせいだと放っておいた。

 3週間後、エサ係りがもう一度主人のところに来て「錦鯉がほとんどいなくなっている」と報告に来た。

 そう、犯人はオオサンショウウオ。

 その食欲はエサがそこにありさえすればいくらでも食べるのだ。

 捕獲しようと考えている人たちがいるなら止めたほうがいい、手に負える生物ではないのだから。



 

 ★ 紛失した救命胴衣


 日本航空の国内線旅客機から救命胴衣がなくなっていることに客室乗務員が全く気付かず、その後12回もフライトしていたらしい。

 修学旅行生が搭乗した際に持ち出したらしいが、問題は持ち出した学生よりもその後12回もフライトしながら気がつかなかった日本航空側だろう。

 東武鉄道踏切事故やJR福知山線の大惨事のときも書いたが『ハインリッヒの法則』 に照らして考察すれば、ここのところケアレスミスが非常に多発している日本航空は、大きな事故が起こって取り返しがつかなくなる前に、今一度安全確認について見直す必要がある重大な時期にきているのではないか。

 JAL関連で『ハインリッヒの法則』について書くのは3月に次いで2度目だ。