cologneの好きな書誌学者&エッセイストに林望氏がいる。

 リンボウ先生として有名だ。

 彼の最大の功績はイギリスとイギリス人の合理的な考え方や文化をわかりやすく友好的に日本人に紹介してくれたこと。

 そして文化というものを批判的に斜めからとらえるのでなく、大人として正面からとらえることの重要性を説いた人物だと認識している。


 今日の内容は、ある意味リンボウ先生の考え方を否定する側面をもっているのでリンボウ先生の楽しい記事については後日詳しく書きたい。


     林望 ←林望氏ホルムヘッドの謎

  

 そんなリンボウ先生が著書「ホルムヘッドの謎」 の中で「最小限の規制」と「最大限の自制」の代表産物として挙げられているのがラウンドアバウト(Roundabout)と呼ばれる平面交差システム。                              

 これはイギリスの一般的な街の道路と交通量においては大変便利で、信号機を不用とする合理的なものだということは大いに認める。

 

 しかし日本の道路事情と交通量、ドライバーの技量から見ると危険をはらんだ交通システムともいえる。

 実際パリの凱旋門などの大通りで車の流れを眺めていて、とてもあの流れに入っていく勇気はおきなかった。


 

  ラウンドアバウトについて知りたい方は

 

  こちら → ラウンドアバウト(Roundabout)

 

 

  cologneがカーナビを最初に車に取り付けたのは8年くらい前。

 その頃はまだ高級車に取り付けるのが一般的でかなり贅沢なものだった。

 たいていの道なら知っているし、初めていく場所でも地図を見れば行けるから必要なかった。

 うちの奥さんがどうしてもカーナビを車に取り付けてほしいというので付けた。

 彼女は地図が見れない。

 地図を見てはいるけどそれを現実世界に置き換える変換時にどうしても3D画像として出てこないらしい。

 「どうして出来ないの」と言っていた時期もあったが、このことについては科学的に立証されてきていることでもあり、カーナビを車載することで解決出来るならと、いつもの「ま、いいか」で取り付けた。


 取り付けた以上は使わないともったいないし、すごく便利だからcologneが使いまくった。

 料理の美味しかった店、人に知られていない道路上の美しい景色の場所、渋滞時の抜け道のポイントとなる交差点、といろんなところをメモリした。


 でもただひとつカーナビを利用することが目的地に向かう過程で不便なのがラウンドアバウトだった

 cologneの住む町のとなり町に大きな6叉路のラウンドアバウトがある。

 ここのラウンドアバウトは6叉路の角が全て民家なので看板などの特徴があまりない。

 どれも似たような造りで屋根の色も似たり寄ったりではっきりと識別出来ない。

 ここを通り抜けるとき、今までは<自分が進入した道路から左に4本目の道を左折で抜ける>とインプットしてこのラウンドアバウトを通ってきた。帰りは進入した道路から左へ2本目を左折することで抜けていた。

 カーナビを使いだすとその便利さに道順を覚えなくなって、あげくに忘れてしまうことさえあるようになった。

 そんなある日となり町のラウンドアバウトを通って目的地へ行く用事ができた。

 いつものようにカーナビの目的地を設定して出発。

 そしてラウンドアバウトの手前で何も考えず、ラウンドアバウトへ進入した。

 どこで曲がれとカーナビが指示するのかと思っていたら<前方左折です>

 エー! 前方のどの道?と考えているうちにどんどん車は進んでいく、またしても<まもなく左前方左折です>ぐるぐる一回りすると<まもなく左前方左折です>これの繰り返しに車を停車しました。

 カーナビの画面上には走行軌跡の太い線でいっぱいだった。


 結局一旦車を降りて、現在位置から何番目の道を左折してラウンドアバウトから脱出するのか数えて、ラウンドアバウト迷路から脱出することが出来た。

 それ以来ラウンドアバウトに進入するときはカーナビを見ないようになった。