所用があって神戸までに行ってきました。
帰りにJR兵庫駅から快速電車に乗りました。
昼間ということもあり4人掛けの座席には皆一人づつ乗客が座っていました。
cologneもちょうど乗客の一人が兵庫駅で下車し、4人掛けの席がひとつ空席になったのでそこに座りました。
通路を挟んだ向かいには学生が一人座っていました。
cologneは三日前から読み始めた村上春樹氏の「ねじまき鳥クロニコル」を出して読み始めました。
そして電車がJR元町駅に着いたとき、和服を着た中年のオバサン4人連れが乗車してきました。
扉が閉まり電車が動き出すと、4人一緒に座れる席がないことにオバサン4人は気がついたようでした。
すると4人の中でちょっと床嶋佳子さんにぎりぎり似ている女性がcologneに話しかけてきました。
「お兄さんすみませんが、私達話に夢中になってしまって声が大きくなるのであちらの席に替わっていただけませんか?」
こうやって文字で書いてみてみると、とんでもなく厚かましいことを言われたことがわかるのだが、そのときcologneが返した言葉は「あ、はい、わかりました」。
そう返事して向かいの学生が座っている席に座りなおしてから<俺ってとんでもないバカでお人よし>と気がつきました。
その頃にはもう向かいの4人掛けの座席では「よかったねえ、いい席空いてて」という会話が始まっていました。<空いてたんちゃうし、俺が席譲ったからやし>頭の中だけでツッコミ入れるだけでした。
しばらくするとオバサン4人の会話は本人たちが認めるとおりにぎやかな音量となってきました。
するとcologneの正面に座っていた学生が、オバサンたち4人の騒音に耐え切れず席を立ちました。
そのとき一瞬cologneの顔を見ました、その顔は<お前が席譲るからオバサン4人が向かいに座ってしもたんやんけ>という表情でした。
<すまん>思わず心の中で学生に謝りました。
<なんで俺が謝らなあかんねん>このことに気がつくまでまた1秒、間がありました。
でもちょっとにぎやか過ぎるけど、オバサン4人の会話は聞いていておもしろく、思わず会話に入りそうになったり、笑いをこらえるのに必死になったりで、JR大阪駅まではあっという間でした。
同じJR大阪駅で電車から降りる床嶋佳子さんの10年後のオバサンが「話に夢中でうるさくなってごめんなさい、でも助かりました」とcologneに一声かけていかれました。
<ま、いいか>というcologneの一日でしたね。