母方の祖母が亡くなったときの通夜でそれは始まった。
祖母は優しい人だった。
7人の子供を生んで7人の食事を作るのに、好みが違うというだけで7人分別のおかずを毎日作っていたらしい。
子供のためにはよくない行いだったのかもしれないがそれは別のこととして、毎日7人に別な料理を作ることがどれほど手間がかかることか、多少は料理をするcologneにはわかる。
愛情がなければ出来ない、愛情があってもなかなか出来ることではない。
そんな祖母が亡くなった通夜の席で祖母の顔を見た瞬間に頭の中でCotton Fields コットンフィールズCreedence Clearwater Revival(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)の演奏が始まった。
理由はわからない。
そのときを境に、好きだった人の通夜や葬式に参列したときに限って頭の中でC・C・Rのコットンフィールズの演奏が始まる。
そこで初めてこの人のこと好きだったんだと気がついたこともある。
自分にとっての鎮魂曲(Requiem)になったんだろうか。
親戚や会社関係の葬儀でも演奏が聞こえてくるときとそうでないときがある。
なぜコットンフィールズなのかもわからない。
今はC・C・Rのコットンフィールズを聞くことで参列した葬儀のことが走馬灯のように頭の中を駆け巡る。