もうレースが終わってから60時間近く経過してしまったので、全部の馬や騎手についての回顧することは出来ません。


 また安藤騎手とスズカマンボについてはレース回顧1で書いていますのでここでは省略いたします。


 レース直後に感じたことのみを書くことにします。

 出走馬の中で最も理解出来ない位置にいたのがリンカーン福永騎手でした。

 スタートはまずまずであったはずのリンカーンを折り合いをつけるために抑え込んだことが納得出来ません。

 前走の阪神大賞典で少し行きたがるそぶりを見せていたリンカーンですが、それでもアイポッパーに続く3着になったことで、本番の天皇賞では好位置につけ、行きっぷりがよければ勝てると期待されたからこそ1番人気になったのだと思います。

 折り合いに専念しさえすれば、最後に凄い脚を使うハーツクライやサンライズペガサスならあの位置でもいいでしょう。

 しかし同じような位置にいて彼らと競馬をして勝てるとは福永騎手自身も思ってはいなかったはずです。

 なぜ届かない位置で競馬をしたのか理解出来ません。

 福永騎手自身は流れに乗れなかったと言っているようですが、これは好意的に解釈しても流れに乗せる技術が不足していたことを認めていると考えざるを得ません。

 非常に高い次元での話ですが天皇賞や菊花賞を人気馬に騎乗して勝つことは間違いなく長距離での一流騎手の技術がないと不可能な部分なのです。

 今年前半のGⅠ戦線で大活躍してきた福永騎手ですが、やはり長距離レースではまだまだ信頼出来る技術はないということでしょう。

 

 大波乱のもう1頭の立役者ビッグゴールドについて触れなければいけないのですが、枠順決定時からハナを切って逃げるペースメーカーのような馬という認識しかなく、予想圏内の評価をしていませんでしたので全く感想というものが書けません。

 途中から2番手に下げて、直線では出し抜けを各馬にくらわすという素晴らしい騎乗だったことは認めますし、強い内容の競馬だったことも事実ですが、それがビッグゴールドであることがまだ理解出来ていない状態です。

 どうしてももう一度次のレースを見てみないと信じられないのが正直な感想です。

 

 アイポッパー藤田騎手も惜しかったですが、アイポッパーという馬が相手なりに走ることと切れる脚がないことから見れば納得のいく着順ではないでしょうか。

 

 そう考えると最も惜しかったのはトウショウナイトと武士沢騎手でしょう。

 勝つのは遠かったにしても2着は充分あったはずです。

 ムチを入れるタイミングが遅かったことと追い出しに切り替える姿勢にわずかながら乱れがあった気がします。

 


 天皇賞春、どうやら以前の天皇賞とは違ってきているのは間違いないようです。

 どう違ってきているのか、現段階ではわからないというのが正直な感想です。

 ただレース後の余韻に以前の満足感が湧かないとしか言えません。

 もちろんスズカマンボは完勝でしたし安藤騎手の騎乗も完璧でした、これは間違いなく賞賛されることです。

 しかし、何かが違う、それを時間をかけて考えていこうと思います。

 またスズカマンボも隔走で連対するのではなく、131代天皇賞馬として今後恥ずかしくない競馬をしてくれることを望みます。

 

 最後にオーストラリアから遠征してきたマカイビーディーヴァについて少し触れておきます。

 母国での実績が日本の競馬に反映されないのはジャパンカップで外国馬が勝った場合でさえ言われてきたことです。

 しかも牝馬で京都の3200mの天皇賞を勝つことの困難さはその歴史が物語っています。

 1回の挑戦で確勝出来るほど甘いレースではないのが関係者にもよくわかったでしょう。

 馬場が合わないなんてコメントを残して帰るようなことはしてほしくないです、そんなことは最初からわかっていたことですから。

 これからも何度でも挑戦してきてほしいものです。

 そしていつか外国馬に勝たれる日が来れば、日本の競馬関係者の方々が競争馬の育成方を研究し強い馬たちをターフに送り出してくればいいと考えます。

 

 長文に最後までお付き合いいただきありがとうございました。