頭が痛いときとか、肩が凝ったときなどに自宅でハンディマッサージャーを使って肩こりや頭痛を和らげている方、案外多いのではないでしょうか。

 アロマや整骨院でマッサージしてもらうと楽になりますが、毎日通うというのもなかなか続けられないものですよね。

 

 cologneは仕事がデスクワークなものですから、世の中にワープロというものが登場してPCに変遷していく間、ずっと肩こりと頭痛に悩まされていました。

 ある日大型家電量販店で試用に置いてあったハンディマッサージャーで肩を叩いてみたら、これが非常に気持ちがいい、先端の突起がリズムよく肩を叩いてくれました。

 毎日帰宅後に肩と首を叩いていました。

 cologneは左目が利き目なため、左のこめかみの凝りが頭痛の原因ではないかと思い、ハンディマッサージャーを左こめかみに当ててカタカタカタカタと叩きつけながらマッサージするのが日課になりました。

 それを続けていると嘘みたいに頭痛が楽になったのです。

 

 ところがある朝、目が覚めると左目の視野が随分狭くなっていることに気がつきました。

 しかも視野が狭いだけでなく焦点の合うはずの中心部分に黒い影のようなものが飛んでいます。

 これは後にひぶん症だとわかるのですが、当時はそんな言葉も知らないので3日くらいそのまま放置してしまいました。

 いくら鏡で見ても眼球に異常は見えなかったのです。

 

 4日目に一応町の眼科医に行きました。

 すぐに紹介状が書かれ、先生が「大学病院で精密検査を受けてください、ここではこれ以上のことはわかりませんが一刻も早く専門医に診てもらってください」とのことでした。

 翌日大学病院での検査の結果は<網膜はく離>、よくプロのボクサー選手などがなる目の病気です。

 即日入院で翌日オペでした。

 網膜に穴が開いて、そこから眼の中の水分が眼球と網膜の間に入りこんで網膜をはがすのが網膜はく離です。

 はがれる面積が多くなればそれだけ元に戻すことが不可能になり、完全にはく離した場合はオペをしても視力を取り戻せない病気です。

 それ以前はオペも出来ない不治の病だったそうです。

 

 さいわい20日間程度の入院で退院出来ました。

 20日間の入院と聞いて驚かれる方もあるかもしれませんが、オペ時に眼球にガス注入を施した場合は最低でも1ケ月の入院と24時間下を向いた生活を送らねばならないのです。

 それに比べれば軽いほうでした。

 入院中、電気カミソリや歯磨き、などの微振動さえ厳禁でした。

 眼球が動くからという理由でベッドに寝たきり上向きのままなのです。

 頭の位置だけは横を向けないように枕は凹型の枕です。

 

 このころになってようやくハンデマッサージャーをこめかみに当てたのが原因ではないかということに気がつきはじめました。

 最後まで医者にはそのことを言えないまま退院しましたが、頭に振動が伝わるような運動はやめてくださいと言われました。

 野球・サッカー・ゴルフたまにするだけでしたが全て辞めました。

 

 今、肩こりで首のつけ根や頭に近い部分にバイブレーターや叩くような振動系の機器を使っている方がおられましたら、すぐに止められることをおすすめします。

 そしてすこしでも目に違和感があるなら眼科医で診察してもらってください。

 網膜はく離は素人には見た目では判断出来ません。

 

 今も頭痛や肩こりはありますが、ストレッチなどで凝りをほぐすように心がけています。

 

 少しでもcologneの体験がお役にたてたらと思い網膜はく離について書きました。