乗馬や調教おことを考えていたら、ふと思い出した馬がいました。 ヤマゼントップという馬です。普通、障害レースならば落馬の恐怖というものを騎手の方は想定して騎乗するものだと思いますが、ヤマゼントップという馬は騎手が騎乗するとき落馬を覚悟して騎乗しなければならない馬でした。気性が荒い馬は今でも結構いますが、ヤマゼントップはその暴れ方がハンパじゃなかったとこと覚えています。 菊花賞に出走したくらいだから競争能力はかなりのもので菊花賞前に3勝していたはずです。それなのに菊花賞で騎乗する騎手がなかなか決まらなかったはずです。その理由は暴れ馬といってもゲートに入らないとか前脚を上げて立ち上がるとかもありましたが、一番の悪癖は走っているとき極端に方向を変えたりスピードを落としたりして騎手を振り落とす仕草をする馬だったのです。 たしか1975年コクサイプリンスが勝利した年の菊花賞でした。 久保敏文騎手(総合格闘技の藤田和之選手によく似た闘争心あふれる騎手です)が出走するにあたり 死 を覚悟して騎乗するというような発言をされていました。まともに走れば勝てるかもしれない魅力もある馬だったのだとおもいます。 菊花賞当日(ここからは記憶ですので誤りがあるかもしれません) レース当日一周目スタンド前を通過したヤマゼントップは1コーナーを曲がらずまっすぐ突き進み、何とか曲がらせようと必死に手綱をもっていた久保騎手を 故意 に振り落として暴走していきました。 久保騎手も怪我を負ったようでした。 当時のことを覚えている方がおられたら詳細について教えていただけたらありがたいです。 たいした思い出でではないですが、その暴れっぷりとその馬に騎乗する騎手の命がけの男気が脳裏に焼きついたみたいでヤマゼントップという馬名を今でもはっきり記憶しています。 今、こんな馬がいてもJRAは出走許可しないだろうし、乗る騎手もいないんだろうな。