心理学者のユングは心の領域には、

「感情」「思考」「感覚」「直感」の4つがある

ということを提唱しています。

 

 

別の心理学者によると、

「思考」「感情」「信念」「価値観」

を提唱しており、ユングの心の領域が

「正解」「不正解」という訳ではありません。

 

 

ただ、4つの領域に分けられるんだな、

程度に思っていてください。

 

 

そして、ユングの心理学を学んだ

グッゲン・ビュールというカウンセラーは

カウンセリングに来られる方の多くは

この4つの内の1つか2つを持っていない

ということに気付きました。

 

 

そのため、

彼のクライアント(相談者)への援助方法は、

本人の問題を克服させるのではなく、

問題に直面させ、

欠陥を持ったまま

生きていけるようにすることであり、

それが最大の援助である、

という姿勢をとっています。

 

 

この考え方は、

ビジネスにおいてお客さんというより、

売り手のマインドセットにとても大切なものです。

 

 

ビジネスをしていると、

なんでも自分でやることが正しいことである、

と捉えがちです。

 

 

そうすると、

やることばかり増えて、

思うような成果が出ません。

 

 

逆に問題を自分で治そうとするのであれば、

努力を続けることから逃げられませんし、

問題を自分で治すことができたら、

それはそれで、相手に対して

「この人は努力していないからだ」と

見下すことにつながりがちです。

 

 

自分に欠点があるため、

努力をし続け「自信がない状態」

 

自分が克服したため、

相手に対して「見下しがちな状態」

 

 

これでは商品、サービスが素晴らしくても

なかなか売ることはできません。

 

 

そこで本日のマインドセットは

欠けているものを見つめ、

そのままの形で内包する

です。

 

 

治そうともせず、

無視しようともせず、

ただ認識しておくだけです。

 

 

とはいえ、

看護師という仕事をしていて

注射が怖い(先端恐怖症)などであれば、

治した方が良いものもあります。

 

 

マインドセット的に

もっと噛み砕くのであれば、無理しない。

ということになります。

 

 

リラックスも大切になりますので、

空を見上げていきましょう。