オーソリティ・マーケティングという言葉を知ってますか?
聞いたことがある人も、聞いたことがない人もいると思いますが、
オーソリティ、つまり「権威」をマーケティングに活用する、というものです。
私たちが行うビジネスは多かれ、
少なかれお客さんとなる人より、知識や技術があるから成り立ちます。
私たちと同じだけの知識、技術の人は共感は出来るかもしれませんが、
お客さんが求めているのは「解決のための共感」であって、
ただ、頷く人、(同感)ではありませんからね。
場合によっては、「ただの共感」が必要な「時期」はありますが、
常に「ただの共感」だけだと、
停滞になってしまいやすくなりますので注意が必要です。
カウンセリングだと来談者中心療法といって、
相談者においては話を聞くだけで、解決策は自分で持っている、
という特殊な例を除けば、
お客さんと同等で「居続ける」ことはビジネスではなかなか難しいものです。
そこで本日のマインドセットは
「権威者」として振る舞おう!
です。
なにも、偉そうにする必要はありません。
私たちは1人1人基本的には「権威者」です。
ただ、それを伝えきれていないことが問題です。
カウンセリングの事例でいけば、誰でも人の話を聞くことができます。
ただ、聞き方が違います。
ちょっとした相槌の打ち方、目線、動作、などの僅かな違いで
「聞く」ということは相手にとって安心を提供しています。
しかし、権威者としてこれらを人に伝えることは困難です。
なぜなら、
「私は人の話を聞くのがとても上手なの。
あなたの話の間で、絶妙な相槌、
ふとした目線、手の動かし方、すべて計算してるから何でも話していいわ」
として、自身をその道のプロとして表現し過ぎることは、
相手からの反発も買いやすくなります。
では、具体的にどのようにすればよいのか、というと、
権威者としての振る舞いは、
相手の問題を見抜くことに特化するといいと思います。
常に相手のことを考えて、何に悩んでいるかを言い当てることができれば、
それはあなたが権威者になれる瞬間です。
あなたがその道のプロだからこそ、
事前のサインを見逃さない、という姿勢が大切です。
今日は権威者として過ごしてみてください。