僕の料理ルーツのお話。
ずっと前のブログにも書いたのだけれど、僕の料理のルーツの線上にある大きなランドマークとして実家近くにあったとあるお店の「きのこリゾット」がある。僕は今はなくなってしまったそのお店の「きのこリゾット」を再現する為に本格的に料理をはじめたんだ…って、コレはマジな話。
一人暮らしをして、結婚して、調理師免許をとって、気がつけば「食」を生業にした仕事に就き、今ではまんてん農場にて本当に旨い野菜作りに励んでいるボクですが、最初のきっかけはとてもピンポイントだったのです。
おかげで今では「きのこリゾット」はもちろん、リゾットやパスタ全般でならある程度の味をコントロールできるし、店で出された味を70%くらいまでならほぼ確実に再現できるようになった。
こうなってくると、「料理って楽しい」のであります。
ところで、僕の料理ルーツにはもう一つの要素がある。
それは「アウトドアクッキング」という側面。僕がよく作る燻製なんかもこのカテゴリに入るのだけれど「きのこリゾット」のように、最初に出会ったガツンと忘れられない料理がある。
東京の某アウトドアショップで働いていた時に、カスタマーサービスの一つとしてアウトドアミーティングというツアーに同行した事があった。
メインは湖でのカナディアンカヌーのミーティングで、カスタマー20人くらいを引き連れてのキャンプツアー。
朝になると僕らスタッフは皆がテントの中でシュラフにくるまって眠っている中、冷んやりした紅葉の湖畔でチリビーンズを作る。その頃の僕は言われるままに調理の準備をするだけだった。ワイルドなアウトドアマンの上司によるアウトドアクッキング。僕はそのカッコ良さに釘付けになった。
そのチリビーンズを真空調理器に入れて僕らはカナディアンカヌーに持ち込み湖上へとパドルを漕ぐ。
お昼になると紅葉に囲まれた湖上に10隻のカヌーが集まりカヌーランチのスタート。僕らはカスタマーからシエラカップを集め、それに真空調理器で調理さやたチリビーンズを入れ、パドルにのっけてカスタマーに配るんだ。
これがまた、
…旨いのです。
というわけで、僕は「きのこリゾット」と同じように「チリビーンズ」をマスターした。
「きのこリゾット」と「チリビーンズ」。この二つに出会った季節は秋だった。だから、なんとなく秋から冬に変わろうとしているこの時期に作ってみたくなったのかもしれません…
料理って楽しいね。
たぶん、料理をしている自分がいちばんリラックスしているんじゃないかな…
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