2020年7月8日(水)
朝4時半にスマホが鳴った。
こんな時間に起きることはまずないので一瞬寝ぼけてわけ分からなくなったけど、すぐに目的を思い出して起きた。
目撃情報の電話がかかってきたのかと思った夫が「ゆうちゃん情報?」と聞いてきた。
私は「違うよ、エサ見てくるだけ」と言って、とりあえずエサとカメラを設置した勝手口へ行ってみる。
遠目で網戸越しに、置いてあるエサを見てみると・・・
ん?
少しだけ、減っている。
・・ような気がする。
誰か食べたのかな?
と思って、カメラを確認しようと勝手口ドアに近づいた瞬間。
すっーと横からゆうちゃんが網戸外にフェードイン!
エサ入れの横にゴロ〜ンと横になった。
!!
キターーーーーーー!!!
まさかの遭遇。
そのエサは、今、まさにゆうちゃんが食べている最中だったのだ。
まだ私の存在には気づいてない様子。
しかも、ゴローンと横になって随分リラックスしている・・・
マタタビ効果かしら?
「ゆうちゃん・・・」
そっと呼んでみた。
ハッと気づいたゆうちゃんは、今度は逃げはせずにこちらを見て(逃げ腰で)にゃあん、にゃあんと鳴いた。
やっぱりおうちに帰りたいのね![]()
そーっと、ちゅーるを取りに行き、網戸越しにゆうちゃんに匂いをかがせる。
すると、クンクンクン・・・・と匂いに乗ってきた!
にゃあーん。
それちょうだいと言っているように鳴いたので「イケル!」と思い、そーっとドアを開けた。
ゆうちゃんは警戒して少し逃げようとしたけど、どうしてもちゅーるが気になるのか踏みとどまっている。
ドアを10cmほど開けて、そこからちゅーるを差し出すと、また近寄ってきた。
ペロペロ舐めてきたので、そのまますこーしずつ、すこーしずつ、家の中へ引き寄せていく。
ゆうちゃんはちゅーる舐めるのに夢中で、そのまま家の中へ誘い込まれる。
もう少し、もう少しだ。焦っちゃダメだ。
全身が家の中に入ったら、ドアを閉めよう。
全神経をゆうちゃんに集中し、ちょっとずつ引き寄せていく。
全身が室内に入った!
そして、家の奥へ行くようそっとゆうちゃんのおしりを押した。
ゆうちゃんはターッと家の奥の方へ進んだ。
そして私は急いで勝手口のドアを閉めた!
収容完了。
奥で静かに見守っていた夫がガッツポーズしていた。![]()
![]()
私は、全身の力が抜けて床に座り込んだ。
やった・・・
やったぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!
夫と抱き合って喜んだ。
こんなにうまくいくとは思わなかった。
ゆうちゃんが食いしん坊でよかった。
食いしん坊万歳。
ちゅーるサイコー!!
家の中に入ったゆうちゃんは、またパニクってどこか奥の方へ引きこもるのかと思いきや、
普通に家の中をウロウロ・・
こちらを見て「にゃあ〜ん
」
にゃあ〜ん、、、じゃねぇよー!!
どれだけ心配したと思ってんだよぉ!!
どれだけ絶望したと思ってんだ、ばかやろーー!!
意外と平然としているゆうちゃん。
「あ、ここは家か。よく分からないけど、知ってるところに帰ってきたぞ」
としか思ってなさそう。
まったくもう。
とにかくよかった。
前回は、無事に家に戻るまで2ヶ月かかった。
今回は、2日半で自ら帰ってきてくれた。
同じ猫なのに、この差はなんだろう?
それは、7年という月日。
”逃げた猫は必ず近くにいる”
”すぐに見つかるケースがほとんど”
”自分で帰ってくる”
これは、あくまで「自分の家」という認識のある猫が脱走した場合のこと。
7年前、ゆうちゃんはこの家に引っ越してきて2ヶ月も経たないときに脱走した。
当時、ゆうちゃんにはこの家が「自分の家」という認識がないまま、外に出たことになる。
だから、自分の家がどこなのか、どこへ行けばいいのか分からなくなってしまったのだ。
分からないまま、どんどん遠くへ遠くへ、エサを求めて移動してしまった。
でも、今回は違った。
7年の月日を経て、ゆうちゃんはこの家を「自分の家」と認識できていた。
だから、外へ出ても遠くへは行かず、家の周辺をウロウロしていて、お腹が空いた頃に嗅ぎ慣れた自分の匂いがする場所(勝手口のドア前)に来たんだと思う。
↓こんな風に、いつも勝手口の網戸越しに外を見ていた。
なにはともあれ、戻ってきてくれたゆうちゃんが愛しくてたまらない私。
帰ってきたその日から、ゆうちゃんは脱走する前と同じように私にべったりしてくる。
もう二度と脱走事件が起こらないよう、対策を考えないと。
でも今はこの幸せを噛み締めたい・・・![]()
この日の夜、私は3日ぶりにぐっすり眠ることができた。
それから3日後に、健康診断をしにゆうちゃんを動物病院へ連れいていった。
血液検査と、ノミ・ダニ・回虫駆除の薬をつけてもらった。
結果は特に異常なし、ということで一安心。
よかったね、ゆうちゃん。
おしまい。

