愛猫脱走!どうしよう!? ① | 花と緑、ときどき猫な生活。

花と緑、ときどき猫な生活。

大好きな木・草・花、2匹のにゃんこーズ、そして二人の子供。日々思うことを記録として残そうと思います。
それから。。。
ガンにて2017年に66歳で永眠した最愛の母が遺した草花たち。そのお世話日記としても続けられたらいいなぁ。

2020年7月5日(日)

 

夕方、私と夫が買い物へ行こうというと、子供達(小2と5歳児)は行きたくない、お留守番してる!と言うので、子供達だけでお留守番してもらうことに。

1時間くらいなら大丈夫だろうと思い「すぐ帰るから待っててね」と出かけた。

 

すると買い物を終えて帰る途中、娘から電話がかかってきた。

 

「お母さん!あのね、大変なことが起こっちゃったの!ルキ(5歳の弟)が玄関のドアを開けっ放しにしてて、ゆうちゃんが逃げちゃった!」

 

なんということ!!

恐れていた事態が現実になってしまった!!

最悪だ〜〜〜〜〜〜!!!

ゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリ

 

 

「今、庭にいたんだよ」

「わかった!もうすぐ家につくから、ゆうちゃんから目を離さないで!でも捕まえようとしないで、見てるだけでいいからね!」

 

そう伝えて、大急ぎで家に帰った。

 

すぐに庭を見たけど、ゆうちゃんの姿は見えない。

 

家の中にいた娘に「ゆうちゃんどこへ行った!?」と聞くと、

「庭にいたけど、あっちの方行っちゃった!」

 

そこで、うちから2軒ほど先の方まで名前を呼びながら探す。

 

ふと見た車の影に、ゆうちゃんの姿があったので思わず

 

「ゆうちゃん!」

 

と叫んでしまった。

ゆうちゃんは完全にパニックに陥っていて、猛スピードでうちの裏手の方へダッシュ!

私も自宅の庭の方から裏手に行ってみたけど見当たらない。

 

夫が「今そこにいた!」と言うが、どこを見てもいない。

 

近所の人に許可を得て数件の庭や駐車場を探すが全然いない。

いくら呼んでもウンともニャンとも言わない・・・

 

ああ・・もうだめだ・・

絶望的だ・・・

 

目の前が真っ暗になって、泣きそうになった。

 

私がここまで絶望するのには理由がある。

 

実は、ゆうちゃんは7年前にも脱走したことがあった。

 

* * *

 

この家に引っ越してきたのが7年前の2月下旬。

そこから3ヶ月も経たない5月のゴールデンウィーク明けの夜、夫がゴミ捨てへ行って戻ってきて玄関をあけた瞬間に、ドアの内側にいたゆうちゃんが出て行ってしまったのだ。

 

その時も、必死で追跡したが、すぐに姿を見失ってしまった。

当時は多頭飼いをしていなかったので、家中のドアを開けて帰りを待ったが全く姿を現さず、ペット探偵にすぐに依頼して探してもらいつつ、自分たちでも必死の捜索をしたが、見つからず。。

 

ペット探偵は3日間で契約が終わり、捕獲器だけ借りて、あとは自分たちで探すことに。

 

それから毎日、昼間は捜索チラシをポスティング、夜と明け方に名前を呼びながら近所を歩いて探し、土日は捜索ポスター貼りと、かなりの時間を費やして探した。

 

それでも全く情報がないまま絶望的な時間だけが過ぎて行って・・・

 

2ヶ月経った頃、1本の電話が来た。

 

それは、うちから1km近く離れたところのお宅で、ゆうちゃんらしき猫に餌をあげた、という情報だった。(ポスターを見て連絡をくれたそうだ)

急いでそのお宅へ行き、話を聞くと、ゆうちゃんの可能性が高いことが分かった。

そこで、餌と赤外線カメラを設置させてもらい、深夜に確認しにいく。

すると、餌がなくなっていた。

「ゆうちゃん、ゆうちゃん」と呼んでみると、どこからか小さな声で「ニャァ…」と聞こえた。

 

餌を置かせてもらったお宅の隣の家の駐車場に、やせ細ったゆうちゃんがいた。

 

持ってきた餌を差し出しながら、少しずつ近づいて・・・

手の届く距離に来た瞬間、ガバッと捕まえた。

びっくりしたゆうちゃんは私の手を渾身の力で噛み付いたが、絶対に離すまいと抱きしめてそのまま車に乗り込んで自宅に帰った。

 

こうして、2ヶ月ぶりにゆうちゃんは家に戻ってきた。

 

* * *

 

7年前にそんな経験をしていたので、もう二度とあんな思いはしたくないと、しばらくは脱走対策を徹底していた。

 

でも時が経ち、少し気持ちが緩んでいた。

子供が大きくなって、玄関の出入りが増えたため、脱走のリスクは上がっていたのに・・・。

 

2回目の脱走でその緩みが露呈し、死ぬほど後悔した。

 

私のせいだ。こんなこと予測できたはずなのに!

なぜ対策を怠ったんだ…!

 

・・・いやいや、いま後悔したって何も解決しない。

とにかく探す手立てを考えねば!

 

絶望する自分をなんとか奮い立たせ、近所を捜し回るも、全く手がかりなし。

 

 

ここで1つ思い出したことがあった。

 

ペット探偵。

 

そう、迷い猫探しのプロフェッショナル。

 

前回脱走時もお世話になったけど、言っちゃ失礼だがあまり役に立たなかった。

でも、あれから7年経ってるし、少しは技術も上がってるかも。

 

そして、こんなことがあるかもしれない、と私は数年前にある「保険」をかけていた。

 

 

②へつづく。。。

 

 

↓脱走前日夜のゆうちゃん(手前)。床でくつろぎ中。

この姿がもう見られなくなるかもしれないと思うと胸がつぶれそうだった。