既に同じ考察がありますので、ダメ押しになります。


"あのひとに笑われている"の"あのひと"はアルバートさんなの?


レナード副院長を外見で判断していた頃を振り返っている場面

 (前略)

 わたしはずっと、レナード副院長を冷酷な医師だと思っていた。
 アルバートさんの看護を貫きたくて、わたしはレナード副院長から解雇されたのだ。
上司として当然の処置だったと今は思う。
 (中略)

 ひとは外見で判断してははいけない、とさんざん学んできたはずなのに、わたしときたら、未だに見誤ることばかりで、あのひとに笑われている。

 1行アキ
 アルバートさん──。

 当時のわたしはフルネームさえ知らなかった。
 (中略)

 今ならその見えない糸につながれた絆の意味がわかる。下巻p196,197


「あのひとに笑われている。」と「アルバートさん──。」の間に1行アキがありまして。


"1行アキ"とは場面や視点を変えるためのに1行空けること、だそうです。


つまり、レナード副院長を外見で判断していた話の中にアルバートさんを看護していた話が出てきたので、その当時のアルバートさんへと視点を変え、改めて語り始めただけ、ですね。 


"あのひとに笑われる"の"あのひと"はテリィとは言えないけれど、アルバートさんとも言えない。

でした。