破損の実態に興味ある方が多いので、引き続き、その話をしますね。

 

2018年からガイドブック片手に海外での買い付けを始めました。

国内での経験はあっても海外でのオークションは初めてで、英語でやり取りをしなければならないので自分にできるのか不安もありました。

何をやっても3日坊主の私が買い付けを続けられていることに自分でも驚いています。

Lilliput への愛かしら🥰

余談になりました。

では、本題に入りましょう。

 

過去の写真から破損の度合いの酷いものを幾つかピックアップしてみました。

最大級は最後にお見せしますね。最初にそれをお見せしてしまうと、他が大したことないと思えてしまうので(笑)

 

《ケース①》

まずは買い付けで1/2の確率で破損して届いた作品😢

   

 

こんな風に箱の隙間やコテージの空間に馬車が吹っ飛んでいます😲

この作品には泣かされています。

馬車の部分が破損せずに届くのは1/2の確率😞 車輪が砕けては補修もままならず😥

この馬車がアクセントなのでこれなしでは誰もいらないでしょ⁈ 

もう買い付けるのが怖い作品😱(笑)

ずっしり重いので、この繊細な部分に伝わる衝撃はさぞかし大きなものだったと思われます。

吹っ飛ぶほど。

 

《ケース②》

さぁ、お次はどんなケースでしょう。 段ボールを開けるとこんな状態でした。

発泡スチロールで囲んでくれていますが、隙間があるので一抹の不安がよぎります…

    

 

ドキドキ…この粉々なのは初めからなのか、衝撃により砕けたのか…  ん⁈😨

  

 

やはり😭😩

  

それでもこのくらいで済んだので何とか補修可能でした。

隙間に細かい緩衝材が入っていなかったので運送中の揺れにより作品が箱の中で動き、衝撃を受けた部分が破損してしまったようです。

底に発泡スチロールを使用したために滑って作品が動いたようです。

それが型抜きされていて、ピタッとはまって動かないようにされていれば破損しなかったのではと思います。

(まぁ、そこまでしてくれる売り手はいないでしょうね)

(売り手の想像力が足りないのかなぁ)

 

大型の元箱には型取られたオリジナルのクッションがあるのでそれなら安心です。

(ただし、きちんと型にはめていればの話です)

コレクターによっては保管の邪魔になるので捨ててしまうようですが、几帳面なコレクターは保管しています。

お家の広さや倉庫の有無等、事情もあるでしょうけど。

我家でもできる限り箱を残していますが、クッションのない箱は折りたたんで、クッションのある箱はそのままクローゼットに。

お陰でクローゼットは洋服ではなく、リリパットで一杯です😆

 

《ケース③》

さぁさぁ、次いきましょう。

こちらも大型。 もう毎回ドキドキです。 これはどうでしょう。 

緩衝材としてシュレッドした紙が詰め込まれていました。 紙じゃクッション性低いのよね~

  

 

作品がプチプチでふんわり包まれていますよ。 ん⁈😨

   

 

ありゃ~あちこち破損してる~~😭 細かい破片を元通りにすることはできないのよね😞

   

 

あっ、原因はこれか~~⁈ 

  

この作品は台座付きの立派なもの。

この売り手は台座の上に作品を固定もせずに乗せただけだったので、滑って動いてぶつかり、その衝撃で破損したようです。

ほら、箱の側面に凹み(楕円の中)が見えるでしょう、動いてぶつかった証拠ですよ。

作品の上に台座を乗せるわけにはいかないと下にしたのでしょう。

クッション型の下に台座を置き、作品をクッション型にはめてくれたら動かず、破損することもなかったでしょうに😰

(やはりこれも売り手の想像力が足りないかなぁ)

クッション型ありの、破損するリスクの低い作品を手に入れたと思ったのに、こんなこともあるんですね😭

 

 

《ケース④》

さぁ、次は上下がきちんと守られていない運送による破損です。

この状態で届いたのですが、写真を見て何か気付きませんか?

そうです、箱が正常な向きではなく、横たわっていますね。【天地無用】じゃないんです😨

【天地無用】僅かな傾きや衝撃で損壊する恐れのあるデリケートな対象物が入っているため、上下逆さまないし、横倒し又は傾けた状態で輸送してはいけないこと。

 

売り手は3箱を縦向きに積んで包んだようです。

それは不安定なので運送業者が横向きで運ぶのも無理はないかと…

別々に発送してくれたら、破損のリスクは低かったのではと思います(大型で高い送料を払っているのにな~)

あるいは上向きにして3箱横並びで梱包してくれていたら、破損のリスクは低かったのではと思います。

(運送業者の責任だけではないかなぁ)

(売り手の想像力も足りないかなぁ)

 

結果、これですよ、可哀想な作品😢

  

上下逆さまで届くことが頻繁にあるので、売り手にそのことを伝えて、【逆さまで運ばれても破損しないよう、品物が箱の中で動かないよう、クッションで隙間をきっちり埋めてくれるように】お願いしています。

それでもそうしてくれない場合はどうしようもありません😞

 

 

《ケース⑤》

こちらは煙突が長くて破損率の高い作品。 煙突が長い作品は他にもあり、破損していることがあります😔

  

ここにいるはずのサンタがいない なんと、こんなところに😲🤣

 

  

こちらもあちらも、この長い煙突2本😔 

 

  

この程度の破損は頻繁にあり、感情の変化は😨😭⇒😰😢⇒😔

 

《ケース⑥》

色々なケースをお見せしてきましたが、いよいよ衝撃的史上最悪な破損です

買い付けを始めて間もない頃でした。 あまりにショックで買い付けに不安になり、輸入業のハイリスクを感じた事件でした。事件(笑)

  

もう透けて見えてますけど… 開けたらグラッと傾く感覚が。

大木の部分がパックリいっていたためです😲

 

  

パッカーンという音が聞こえてきそうなくらいの割れ方です😱

こんな目にあってしまった可哀想な作品😭

 

こういう事態もありうるという考えを全く持たないままに始めた、のんきな自分でした😅

破損の場合の対処も分からず、言語の壁もあり、売り手と向き合わずにスルーすることもありました。

でも頻繁にこういうことがあるので何とかしなくてはと覚悟を決めました。

あるとき、売り手に破損報告をしたら、商品の写真だけでなく、箱に破損がないか、箱の写真も必要と言われて断念。

箱はとっくに処分していたから。

箱が潰れていたり、破損あれば運送業者に責任追及できるということでした。

確かに。

それからは、破損ありきという目で段ボール箱の状態を撮り、それから開梱するようにしました。

 

自分のコレクション収集だけで済まなくなった今では、トラブルにもめげずに売り手と向き合うように努力しています。