夏本番も間近なので、ちょっと遅いけど？衣替えをしている。そしてそれに伴い本やCDの整理も。そしてつくづく自分の嗜好というのが、てんでばらばらで、特定されていないことに改めて気付く。私はやっぱり、あるテーマをじっくり追いかけることに不向きの人間なのかも知れない。”その時、その瞬間”に湧いた気持ちに従うことの方に長けていて、そういう意味では、瞬発力で行動してそのときに手にしたものが目の前に集まっている、という感じ。そして少し前には、そんな自分が嫌になって、ついに「これからは集中して一つのことを追求しよう」という思いに至ったのだけれど、また最近、少し変わってきた。人間には持って生まれた性格や資質というのがあって、それはそう簡単に変わるものでもない。ちゃんとしなきゃ！とかそういう義務感から始まるものは、私の場合、とても窮屈で自分を発揮できそうにない。だから結論としては、このままでいきつつ、集中するものを持つ、というもう一本の軸を立てようという着地。それまでは”どちらかを選ぶ”という、ガチガチの頭になって一時思考停止していたので、とても気が楽になった。それから人にアドバイスを求め話を聞くことはとても大切だけれど、人はそれぞれみんな違うのだから（違ってていい）最後の最後は自分の感覚に従って決めるのが超重要！だということ。誰かの人生に染まって生きることが心地良いタイプはそうすればいいけど、自分の心に従うほうを選ぶのであれば絶対に。そんなことを考えながら、音楽も夏仕様に。ニューオータニのナイトプール"MAI TAI"のコンセプトCD。涼しくなれるからもう何年も夏の定番。（今もプールやってるのかな？）それに加えDJ KRUSHの「寂」が出てきて、大興奮した！このアルバムは全曲いいけど、The Beginingの途中で微妙に音程が変わるところがあって、そこがたまらなく好き。笛の音も幽玄の世界への装置。ばかみたいに何度でも戻して聴いて、戻して聴いてを繰り返す。いいと思う曲は沢山あるけれど、あるポイントで決定的に心を奪われてしまう、という曲はそう簡単に巡り合えるものではない。でも私はそういう音楽を、出会いをいつも探し求めている気がする。
