貼出し看板の本当のお役目とは…? | 広告とコワーキング 京都のはなし

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先日、急性学校へ行ってはいけない頭痛を発症した、わが家のやんちゃ娘。
なかなか手強い症状です。
早々に「今日は学校へは行かなくてもよし!」と父としての判断。

この日は販促のお手伝いをしている和食店さんの
店前の貼出し看板の貼替えの日でしたので
時給110円という破格のアルバイトさんである、
※先日スキルアップを認められ時給10円UPしました!

 

 

わが家のやんちゃ娘に手伝ってもらうことにしました。

私…「今日、お父さんのお仕事を手伝ってくれへんか…?」

やんちゃ…「でも…まだ頭いたいもん。」

私…「おまえがもう頭がいたくないことなんて…実はお父さん知ってるでぇ〜」

やんちゃ…「へへっ!」※小悪魔スマイル♪

と、いうことで早速オフィスへ。

オフィスのスタッフさんに、娘がご挨拶する前に…
「実は…この小学6年生女子は、本日ズル休みをいたしましたぁぁぁぁぁ!」と宣言。
ここでも、「てへっ♪」と、小悪魔スマイルをひとつ。

スタッフさんに爆笑されながら、
早々に準備をし、和食店さんの現場へ。
到着した和食店の大将にも、同じように宣言された娘は、やはり小悪魔スマイル♪

店前の貼出し看板のお手伝いは3回目である娘は、
※前回2回は冬休み中でした。(娘の名誉のため…)

段取りを既に理解しており、作業は進みます。
前回の看板を剥がし、下地をキレイに拭き取り、下地に糊を塗ります。

あれこれ作業をしている間に、人が通られます。
通られる人には「こんにちは!」という私に、
娘は「知ってる人??」と聞きます。

「知らん人やで」と、私。
「なんで知らんひとにご挨拶するかわかるか?」の問いに、しばし考える娘。

そんな時、女性3人が、こちらを見ています。
ここは本日のお約束…「実はウチの娘、ズル休みしてるんですよぉ」と話しました。
小悪魔スマイルはしたものの、さすがに「知らん人にいわんといてぇ〜」と娘。

そんな漫才をしていると、
貼りかけた看板をご覧になった女性のお一人が、
「ここは居酒屋さんなの?」とご質問。

私…「居酒屋さんというより、和食店ですね。ここの大将は面白い料理を出されますよ。」

女性…「コースとかあるの?」

私…「コースもありますよ。」

女性…「予約は必要?」

私…「近ごろはお忙しいと聞きますので、ご予約された方がよいと思いますよ」

女性…「メニューはもらえるん?」

私…「少々おまちください、大将呼んできます。」

 

 


それから、開店前の店内を大将が案内されながら、お料理の説明をされ、
女性3人は、メニューを持って楽しそうに帰られました。

不思議そうな顔をしている娘に、
「お父さんのお仕事は、このお店にお客さんがたくさん来てもらうことなんや」
「ご挨拶…したほうがええと思わへん?」と、聞くと、

コクリと娘はうなずきました。

いつもの様に少し「右肩上がり」に貼り上がった看板を親子で眺めていると

 

 

 

 

大将が娘にお菓子を渡してくださいました。

 

 

いつもは照れてすぐに言えないのに、
この日はすぐに「ありがとうございます。」と言った娘の横顔を見ながら、

 

 

こうやって少しづつ大人になるんかなぁ…と
うれしい様な、さみしい様な、
複雑な気持ちの親父でした。

最後に…
店前をお掃除する時に、するご挨拶は、お金をかけない集客です。
新たなお客様に、自分のお店を知っていただくことは
案外、日々身近にあるものです。