スミダノハナビ | 広告とコワーキング 京都のはなし

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私が勝手に師匠と仰ぐ、山野草店のおかあちゃんに頂いた「スミダノハナビ」。
その名の通り花火のように咲く紫陽花。

以前のオフィスのご近所、とても花を売っているように見えないお店だが、
多くのお茶の先生やお花の先生が、山野草を求めに師匠の元へ来られる。

もともとは八百屋さんだったお店には、季節の山野草があちこちに置いてあり、
静かな佇まいですが、時にはたくさんの洋花で一気に賑やかになる時もある。

通常のお花屋さんとは違う独自の仕入れ方法、売り方や見せ方は
あまりにも独特すぎて、少しお話しを伺っただけでは全く理解できなかったが、
お付合いの中で、叱られたり、褒められたりして、少しずつ解るように…。


心に残っている師匠の言葉は…

こっちで捨てるようなものが、あっちに行けば宝になり、
あっちの不用品が、こっちでお宝に変わる。

花は主役やないのよ…その場の話題提供やから、
キレイすぎても、目立ちすぎてもあかんのよ…。

美しい、素晴らしいモノは、お金と時間をかけたら誰でもできる。
へんなもんがええんよ、おもしろいもんに価値があるんよ。

「考えるな、感じろ!」と、全ての言葉の後に入れてもしっくりくる所が
師匠なのである。(笑)

先日…長い期間、毎年やってこられた「着物の展示会」会場のお花の仕事を
「私も歳やし、そろそろあんたんとこで…」と、お話しをいただいた時は
少し心配したが、お手伝いに伺うと…なんのなんの、

いつもの生き生きした師匠がいた。

この仕事…ウチで受けるのは、まだまだ先やなぁ…と
大きな枝ものを生ける師匠の後ろ姿に
弟子は笑顔になるのでした。

代表 藤田