原点 | 広告とコワーキング 京都のはなし

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人が集まる広告の企画・制作 京都 株式会社コラボレ
阪急桂西口 駅前コワーキング コラボレmix
のブログです。

 

祇園でお店をやっていた父、
店舗付き住宅でお好み焼き屋をやっていた母、
それぞれの背中を見て育ったことが
私が、今やっていることの原点です。

バブルの頃18才の時に就職したのは
京都嵐山のタレントショップを企画・運営する会社。
物販、飲食のお店の立ち上げや、商品の企画など
本当に多くの経験をさせていただきました。

約5年間雇ってもらった中で
一番楽しかったのは、屋台での販売。
トロッコ列車の嵐山駅に、自分1人で道具と材料を運び、
準備して「かき氷」を売ること。

勝負は列車が止まる前後の10〜20分間。
それを過ぎると人はいなくなる。
はじめの一人のお客様に、どのように対応するか?がポイント。

 

 

まずは、初対面でも話してくれそうなご夫人や、
小さなお子さま連れのご家族などに
かき氷のPRではなく、普通に話しかける。

その人が買ってくれなくてもOK!

しばらくすると、人が集まり、
はじめのお客様にご注文をいただく。
話しかけた方と会話をしながら
はじめのお客様も会話に巻き込む。

商品を出すのが遅くても
お客様は待っている気がしないように
話し続ける。

そこから、列ができていく。
ここから流れは一気に変わる。

列ができても、話はやめない。
次も、その次も…
でも、商品を出すスピードは上げる。

そして、時系列で言葉や売り方を変える…

その駅に列車が止まる一日数回しかない中、
どうすれば、売れるのか?を考えた
ひとつの方法。

売る場所や売るものが変わったとしても、
基本は変わらない。
販促の基本はコミュニケーションやから…

その後、お世話になった会社を辞めて、
売るものが、売れ残りのマンションやったり、
リフォームやったりしたけれど

やっぱり基本は変わらない。

商売人だった両親から教えてもらった原点。