WEBサイト施工例用の
町家リフォームの完了写真を撮影に伺う。
長年、住宅リフォームや店舗工事の現場にいたので
関係ない所ばかり見てしまって、こういう撮影には少し時間がかかる。
狭い路地を入った所にある物件。
かなり古く、建物自体が曲がっているが
連棟なので連なるお隣さんに関わるため
傾いた柱を真っ直ぐにすると、
お隣の壁がひび割れたり、崩れたり…する訳です。
そんな中、何を軸に考え、改修方法を決めるのか?
床の歪みを直すと、壁の歪みが目立ち…
壁の歪みを直すと、天井が斜めに見える…
最終的な「シワヨセ」がくる箇所をどのように補うのか?
限られた予算の中、安全性を考え
現場の職人さんと話し合い改修方法を決めるのですが、
部屋によって歪みの方向や度合いが違ったりするので
さぞ大変な現場だったろう…と想像する。
※畳の向こうに見える柵が元々の状態。右側に傾いています。
歪みを違和感なく見せるには「常識」が邪魔になる。
そんなことを考えながら撮影ポイントを決め、撮影。
結局、予定時間をオーバーしてしまい
祇園祭の交通規制に引っかかり、すんなり事務所に戻れず…
仕事はやっぱり「ちゃっちゃ」とせんとあきません。
代表 藤田