⚾高校野球も地区大会のシーズンになりました⚾
通常,春と秋は全道(全北海道)大会をしますが
夏は北海道に甲子園枠が2つあるので,
南北海道大会と北北海道大会にわかれて行う地区大会となります。
最初から南北海道でしても
1試合のために各校が3~400キロ移動しないといけないかもしれないので
最初の数試合は各支部がいくつかのブロックに分けて開催し
ある程度強いことを証明した数校を代表にして
札幌と旭川で開催するようです。
小樽支部からは夏は2校が代表で南北海道大会に出ていましたが
生徒数?部員?が少なくなって最近は6チームづつで1校とかで代表になっていて
他の支部のように7~8校で1校が代表になっているところに比べて
有利?でした。
そのぶんうっかり代表になると南北海道でめちゃめちゃにボコられる可能性が残るのですが。
しかし2023年・・・❆
小樽は少子化に伴いとうとう10チームとなってしまい
5チーム以下ですとたぶんブロック予選にはならないみたいで
10チーム全部が一つのやぐらに入って1チームだけが代表
となり
全道で最も地区大会代表権獲得が難しい支部となりました。
でもそのほうが代表権に価値があるし
小樽支部の決勝(代表決定戦)のレベルがあがりますね。
ここのところはいつもコールド即決でしたから。
結果は下の通りです。
簡単な学校の紹介をいれています。
公(北海道立高校)私(私立高校)進(進学校)職(職業学科の高校)
支部内中堅(21世紀に支部代表決定戦に頻繁に進出してきた高校)
北海道強豪(21世紀に北海道大会で決勝に進んだ高校)
新鋭(最近になって支部代表決定戦に頻繁に進む高校)
特待(野球部に有能な選手を集めるため特別な待遇の取り決めている高校)
留学(本州や海外からも野球留学に来るほどの高校)
春👑(5月に行われた春の北海道大会小樽支部予選優勝/代表校)
⚾第105回全国高等学校野球選手権記念大会南北海道大会小樽支部予選⚾
6月27日(火) 小樽市桜ケ丘球場
1回戦
私⚾特待 小樽明峰 9―2 小樽未来創造 公職⚾部員レンタル補充
(7回コールド)
公進職⚾支部内中堅 倶 知 安 7―0 小 樽 水 産 公職⚾支部内中堅
(7回コールド)
6月28日(水)小樽市桜ケ丘球場
2回戦
春👑私⚾特待新鋭 小樽双葉 3―1 小樽潮陵 公進⚾北海道強豪
公進⚾決定戦常連 小樽桜陽 6―1 小樽明峰 私⚾特待
6月29日(木) 小樽市桜ケ丘球場
2回戦
私⚾留学北海道強豪 北 照 11―1 岩 内 公進⚾北海道強豪
(6回コールド)
公進職⚾支部内中堅 倶知安 10―0 連 合 (倶知安農業・寿都・蘭越)
(6回コールド)
7月1日(土) 小樽市桜ケ丘球場
⚾BEST4⚾
春👑私⚾特待新鋭 小樽双葉 12―0 小樽桜陽 公進⚾決定戦常連
(5回コールド)
私⚾留学北海道強豪 北 照 10―0 倶 知 安 公進職⚾支部内中堅
(5回コールド)
甲子園を目指す北照高校にとって2試合連続コールド&完封(通算17‐0)で勝ち上がってきた
倶知安高校と対戦するのは恐ろしいことだったでしょう。
しかし北照高校はこの試練から逃げることなく勇敢に立ち向かうことにし
時間通り球場に現れました。
そしてなんと
4番でエースの上川くんは3本のホームランを放ちます。
このままいけば1試合5HRとか6HRの可能性もあったほどですが
ピッチングでも5回を零封☆彡
自分のホームランで大量得点となっていたためコールドにしてしまい
打席がそれ以上まわってきませんでした。
7月2日(日) 小樽市桜ケ丘球場
👑代表決定戦👑
私⚾留学強豪 北 照 6ー1 小樽双葉 春👑私⚾特待新鋭
事実上の南北海道大会1回戦となったこの試合。
これまで小樽は毎年毎年代表決定戦がコールドゲームという
レベルの支部でしたが,今年は代表が1校となって...
9回まで試合ができるというすばらしい結果になりました。
小樽で最後の夏に北海道大会レベルの対戦が観られるとあって
日曜日にもかかわらずスタンドは満員です。苦笑
4番でエースの上川くんは第二打席に満塁の大チャンスで打席に立ちますが
バックネットへのファールフライを放ってしまいます。
しかし相手の捕手が落球し助かりました。
にもかかわらず
またもやキャッチャーフライを打ってしまい
暗雲が立ち込めます。
しかし
内角をえぐるストレートや外へ落とすスライダーがめちゃめちゃさえていました。
ちょっと最終回に連打を浴びて満塁のピンチになりますが
双葉高校を内野ゴロ打点の1失点におさえ
北照高校が春に奪われた小樽支部の代表権を双葉高校から取り返しました。
去年は南北海道大会でベスト4だった北照高校。
今年もベスト4以上に進めばエスコンフィールドで試合ができるそうです。
札幌ドームはどうなるのかな~
いろいろ想い出があって存続してほしいですが…❆
第105回全国高等学校野球選手権記念大会南北海道大会
⚾小樽支部⚾代表校⚾
👑北照高校(8年連続47回目)
南北北海道の全代表がそろいました。
まだ地区大会が始まっていない県も多いですが
もう北海道の大半の球児の夏は北海道に夏が来る前に終わっています。
ずっとがんばってきましたがもう野球は終わり…という選手も多いと想います。
日本のやりすぎな部活を批判する人もいますが
私も学科よりも部活のほうで仕事の技術を身に着けることができました。
そのころの自分もそうですが
少なくとも子供が
それに代わるもっと好い教育を真剣に受け入れていないのであれば,
部活はベストではなくても娯楽追求などよりはベターだとおもいます。
ある少年はいやいや野球部をやめましたが
ゲームばかりの無目的な生活に陥りました。
そして高校入学後2か月たってこっそり野球部に入り
体操服を着て練習に参加していました。
私は卒業まで彼の試合が日曜日でない限り全部球場まで観に行きました。
もちろん写真も撮って写真集も作ってあげました。
卒業後にもずっと連絡を取ることができ
今では一緒に働いています。
一般家庭では多くの場合
部活が非行から高校生を守っています。
そのおかげで日本社会はある程度安定した秩序を保っているとおもいます。
アメリカの殺人発生率は日本の20倍です。
経済的に恵まれていなくても何らかの部活に入って目標を持てるのは
生徒をいろいろな危険から守っているとおもいます。
この社会は勉強が好きな/できる人だけでできているわけではありません。
高校野球の強豪私立の場合,卒業後
プロや社会人/大学の野球部に進まなかった多くの選手が
消防や警察やレスキュー隊や自衛隊などの
災害時や事故などで
みんなを助ける仕事で体力を用いる生き方をしています。
建設作業員になって建設やメンテナンスや復旧をしたり
人がなかなかできない/したくないような衛生環境での仕事や
危険を伴う仕事もしてくださっています。
そういう現場では新しく入った作業員のほうがたくさん働きます。
体力を身に着けていく時間はありません。
最初の一週間が乗り越えられなければやめるしかないでしょう。
現場に出て社会の役に立っている多くの人が
そこを乗り越えられるだけの体力や忍耐力を3年間の激しい部活で鍛えたのです。
ですから自分がそういう部活をしなくても
敬意や感謝の気持ちを忘れてはいけないとおもいます。
わたしたちはそれとは知らずに彼らが燃え尽きるまで頑張った部活の恩恵を
今日も受けていることでしょう。