ありがとう

 

とうとうこの日が・・・

 

ボクは南台湾の高雄というところにいますが

高雄の好いところは

大きな公園が多いことです。

 

せいしょによると神さまは最初の夫婦をパラダイスに置きました。

その記述は

記された場所が荒野の大自然の中で

その頃はまだ今のようなほんとうの大都市生活は地球上のどこにも

ありませんでしたが

今と

なってみれば人が

現代の都市にも必ずおおきな公園をつくる傾向があったり

わたしたちが住宅やマンションの庭を美しく手入れ

するときホッとするのは

先祖がパラダイスに置かれたせいしょの記述と調和しています。

 

市政府は

かなり高額で売れそうな土地をパブリックな公園にしてくださっています。

 

うちの最寄りMRT駅前のようす。

 

 

遠くの白いのがいわゆる駅舎になりますキラキラ

まあこれはアングルをちょっと工夫したフォトですが

ふつうにこのいちからみても

 

 

この後ろにももっと大きな公園があって

やすめるようにベンチ

樹木に花…リス…鳥…カメ

しかいません。

その敷地は人の集まる超一等地なのに

人の関心が商業的なものに向かないように配慮されています。

 

高雄市政府は高雄だけでなく北極のシロクマを

真剣に心配しています。

 

せいしょによると神さまはパラダイスに置いた最初の夫婦

つまり人類に

動物と地球をきちんと顧みるように

というふうにいわれています。

後の記述の中でも

動物に対する楽しみやファッションのための不必要な狩猟や殺処分

環境を破壊したり種の絶滅を促進すること

とっても悪いこととみなされています。

 

’’地を破滅させているものたちを破滅にいたらせる定められた時’’

について

かいてある程です。

 

せいしょにはそうあるので

だれかにいわれたとかではありませんがボクも

白煙がでてきた古めのバイクにのるのをやめて自転車に変更…。

北海道に帰っても歩き電車生活なので

かなりエコライフに…

いいつつ

鉄道ファンとしては

JR北海道の運転士とボクのほかにはだれも乗っていないキハで

排気煙をふりまいて爆走することもあるので

(地元の人が利用しないからそうなるだけでボクのせいではありませんが)

せめてもの・・努力なだけですが。。。

 

高雄市政府も個人のレベルでできることのそれではなく

誰でも乗れるレンタルサイクルシステムをMRT駅にどんどん展開

時々運賃無料期間を設けたりして

CO2を排気するクルマやバイクにのらないで

電車や地下鉄やバッテリーで動くバイクやバスに乗ることを

真剣に奨励しています。

 

そして

2018年10月

市内中心部を分断していた鉄道を地下化しました。

 

これまで台湾鉄道は高雄市中心部の人々を南北に隔てる壁のような存在でした。

 

駅付近の幹線道路に自転車道のない高雄…

人々は健康や環境を気にしながらもCO2を爆排し

マスクの奥に切ない表情を浮かべて

お互いのバイクに四方を囲まれながら南北を往來してきました。

 

 

 

それでもバイク10台でも

車一台より排気量は少ないので頑張っていると想います。

 

歩き庶民はどうしていたのでしょうか。

 

徒歩の場合ながいあいだ

入場券を買って駅の中を抜けていくか

駅にいちばんちかいとはいえ数百M余計に歩いて↓この

松江街

という裏路地Street

 

 

まで來て

 

そびえ立つあの歩道橋をわたっていかなければなりませんでした。

 

 


自転車でどうしても駅の向こうに行きたい人は

一キロ以内に自転車道はないので

あそこ↓までいくか

 

 

 

回り道がいやな人は強行突破していました。

 

 

 

雪の結晶

 

 

そうして迎えた今日のこのよき日

 

ここを毎日通る人影たちは知っているのでしょうか

 

 

地下化後Railがはがされてゆき

この歩道橋もとうとう撤去の時が来たということを。

 

 

 

っていうかこの歩道橋のことよりですね。

高雄という

日本から見るとテキトーに営まれている(ようにみえる)

大都市に住んでいると

(住んでいなくてもですが)

( 日本でもちゃんと学修しておられるあなたにはもっとよくわかっておられると想いますが )

世界には

高雄駅の向こう側に行く快適な自転車道がないことのほかにも

いろいろな問題が山積しているのがわかります。

たとえば

この方はきっと結婚して子供も何人かおられるインドネシアんですね。

でも彼女はひとりで何年も台湾にいるのです。

たぶんこれは

台湾のあるお年寄りが眠っている間にこの先にあるインドネシアん街へ

おかいものにでかけるところ。

 

 

余計な心配かもしれませんが

多くのインドネシアんが

こどもの将来の高等教育(日本でいう大学以上の)の費用をねん出するため

こどもがいちばんママを必要とする時期に

縁もゆかりもない外国のお年寄りの家に住み込んで

一日48時間介護の仕事を。

彼女たちを見ると仕事の様子は素晴らしいのですが

切ないです。

子どもを育てるために子どもと暮らせない

その原因となる価値観を築く社会…

想ってしまいます。

 

実際・・

世界を見渡すと多くのママが単身で子どもと離れて仕事をしています。

毎日 厳しい仕事をしなくてはいけなくても

子供には毎日 あえる

これはとっても幸せなことなのかもしれません。

でも同時にそれはどんな犠牲を払っても絶対に死守すべき幸せ。

どんな世界に住んでいても

子どもと一緒に暮らして感情的精神的必要を満たすのは

ママにしかできないこと。

どんな世界にすんでいても子どもと暮らすのは最優先にして

他のことを決定した結果

節約や実生活のスキルを学べて子供の将来にもかえって有益

という方たちもおられます。

 

この橋が今日で終わるのを知っておられそうな(暇そうな)方が

感慨深げに景色を眺めておられました。

 

 

 

暇そうな方とは失礼な・・・?

実は超有名な思想家か詩人の方かもしれないですね。

でも

暇なことはだめじゃない

っていうか

世界には想像もできないほどかわいそうな人がいっぱいいます。

そして

初冨(ぱっとみ/新京成ファンクラブのジョーク

ではわかりませんが

精神的感情的に助けを必要としている人は

きっとどこの近所にもおられます。

 

📖

強くない人の弱いところを支えてあげてください。

自分をよろこばせていてはなりません。

 

とあるように

なるべく’’暇な人’’になるようがんばるべきだとおもいます。

それは他の人を幸せにするために忙しいのは尊敬に値しますが

自分の’’もっともっと’’のために忙しいよりは

’’暇な人’’になって

臨機応変に困っている誰かを手伝える機会を探すほうがよいですよね。ね

 

雪の結晶

 

とにかく

地下化後は鉄道が見られないこと

日常生活で使っていた歩道橋そのものさえ

なくなってしまうのもまた

世界の諸問題に比べればどうでもよいことなのですが

淋しいものです。

 

大半の工事関係者も今日が最後の歩道橋での最後のご出勤・・

 

多くの責任を担っていそうな方がご登段

 

 

 

この橋から見る景色もこれが最後・・・・

 

感慨深げにチラ見。

 

 

 

よほどのマニアでなければ’たまたまだとおもいますが

日本の女性と想われるツーリストが向こう側から中ほどまで来られて

フォトをしておられました。

 

ボクも淋しいしそう思う方もほかにもおられるとはおもいます。

 

この歩道橋はそのまま展望台的役割を果たしながら

かつてここに鉄道があったことを証ししてほしかったです。

 

なんでだれも

この歩道橋を保存するために

クラウドハンティング(笑/いいやすい)しようとか

おもってくれないのだろう。

 

この島にこの橋の価値がわかる人はいないのか。

 

ぶういんg

ブタさん

 

’’不満に思うってことはその必要に気付いてあげれたっていうことだよね。

自分が率先してすればいいじゃん’’

 

あ。あ たしかに☆彡

 

この歩道橋の保存を心でチラッとおもいついたのですら

ボクが世界で初めての人かもしれません(笑)


2年前に気づくべきでした。

 

でも

 

もう手遅れです・・

 

 

 

 

 

 

 

 

もう二度と・・・永遠に

あの高さからこのあたりをながめることはできない。

 

でもまだここに縋り付く方法があります。

(すがりつく)

 

いましている大切なことをことをやめて

ここの解体班の作業員になれば

あと数日間のあいだ

この過ぎ去りつつある歩道橋における高い立場を楽しむことができるでしょうキラキラ

 

 

 

 

もちろんそんなことはしませんが

そんなふうな決定や生き方をしないように

励まされます。

 

 

さくら台湾さくら

 

 

稲穂ありがとう稲穂