Japan Impressionen | ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

Japan Impressionen

里帰りから戻って1週間以上経ってしまった。
スケジュール的にも気持ち的にも中身の濃い日々で
何をどう書いたらいいか、なかなか手をつけられないまま。

震災後3ヶ月の日本、表面上はいつもと変わらぬ朗らかさ。
でも一人一人の胸の内は、痛んだ家屋や道路や瓦礫のある風景と似ているかもしれません。
「なるようにしかならない」「仕方ない」といった言葉には
決して悲観的な諦めではなく、不思議にも前向きな響きが漂う。
このニュアンスは例えばドイツ人には理解しがたい日本人気質じゃないかな。

こうして一般市民が試練に耐え頑張っている姿を見ると尚更
原発事故に限って言えば、東電のずさんな原発運営と
それを後押ししてきた政治に憤りを感じます。

~実家・茨城の印象~

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あの遠くで光るのが東海原発       その隣には昔何度も初詣に行った村松大神宮の・・

ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記 石鳥居は水平材が抜け落ちていた

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塀が傾いたり              瓦が崩れ落ちて青いビニールシートで応急処置する家屋

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日立港近くの灯台公園では銅像が破損   海岸線は地震津波で地崩れ

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さらに北上して高萩市に近い小貝が浜は子供時代の思い出の場所。
浜のまん前に住む男性と言葉を交わす。
この辺はあわびやウニが豊富な海である。
津波直前海水が何十メートルも引き、大量のウニが現れた時には一瞬息を呑んだが
結局あそこで取りに走らなかったのは正解だったと。

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小貝が浜のすぐ次の入り江にあるのが、日本一人気の国民宿舎「鵜の岬」だ。
ここも震災後しばらく閉館していたけれど、今では通常通り営業中。
レストランで新鮮な海の幸を頂きました。
セシウム?放射性ヨウ素?気にしてたら頭がおかしくなっちゃうよ、という人々に混じる。
岬から北を望むと、長い砂浜の遥か向こうには
この美しい自然を破壊した福島原発がある。