アリオダンテでバロック総合芸術体験 その1 | ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

アリオダンテでバロック総合芸術体験 その1

ホントなら「アムステルダムでサラ様コンサート」のはずだった週末ですが
「クヴィリエ劇場でアリオダンテ」に乗り換えた私。
安保会議中につき特別体制の土曜日の夜に行ってまいりました。

ポリツァイだらけのオデオン広場とホーフガルテンを潜りぬけ
王宮入り口ではチケットのみ提示で済み、難なく通過できてホッ(当たり前よね)。
元々はオペラ座の並び・現在の新レジデンツ劇場の場所にあったクヴィリエ劇場。
空襲を予期して隔離保存されていた貴重な装飾部分を使い
戦後王宮内奥まった一角に組み込まれたんだそうだ。
その一見一目につかない地味な回廊から内部に足を踏み入れると
ガラス張りの天井が施された明るい中庭を中心にしたロビーに出る。

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狭くて急な螺旋階段を日本式にいう4階まで上り
いくつもあるボックス席の小さな扉の一つを開けたら
想像以上に小ぢんまりした絢爛豪華なロココの世界が広がった。
内輪だけの愉しみの場という感じです。
いにしえの王侯貴族たちがここに集ってヘンデルやモーツァルトのオペラを鑑賞したのだろうな・・・。
私も夫もオペラはもちろんのこと、歴史ある劇場建築見学という意味でも興味津々だったので感慨ひとしお。

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観客の中に18世紀風井出達の人たちが何人もいて注目を浴びており
彼らの存在がそんな思いをさらに盛り上げてくれました。
多分バロック衣装保存クラブとかだろうか(フラッシュモブ?)。
大方美しい色のお召し物がお似合いですっかりなりきっております。
いや・・カーニバルの変装と紙一重なのもいましたし
階段で遭遇した巨大なマリーアントワネットなんて男でしたよ、あれ(爆)。

さて・・ボックス席には椅子が前後して5席。
私たちはサイド寄りながら1列目なので視聴ともに大満足でした。
隣の「個室」とは壁も柵もなしですが、後座席では舞台は見えないみたいで
立って覗き込んでる人がたくさんいました。
(後ろはそもそもお付の者の席だから見えなくてもよかったのだとは夫の言?)
反対側には例のバロックコスプレご一行様がズラリと陣取っていい眺め。
もう「カストラート」の世界ですわ(あれはバイロイトの辺境伯歌劇場だったそうですね)。

こんな完璧なアンビエンテの中で「アリオダンテ」の始まり始まり~

= 次回に続く =