初生PJ君@愛の【プリンツレゲンテン】劇場 | ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

初生PJ君@愛の【プリンツレゲンテン】劇場

昨夜、プリンツレゲンテン劇場での
ラルペッジァータとPJ君&ヌリア嬢のコンサートに行ってまいりました!
会場は老若男女バランスの取れた観客でいっぱい。
古楽コンサートにこれだけ人が押し寄せるのは凄いなと思う。
8時過ぎに音楽家たちが大拍手に迎えられてステージに登場する。
赤毛で丸っこいオバちゃん風情のプルハー女史と10人ほどの小編成ラルペジャータ、
そしてヒョロリと長身で超小顔のPJ君と女学生的ヌリア嬢も含め
みんな黒でまとめた井出達です。

コンサートは休憩なしで1時間45分程。
曲と曲の間を持たせず演奏する、そのつなぎ方もとても素敵でした。
もちろん時々合間を取っていましたが、その時とばかりに拍手喝さいが起こります。
インストルメンタル曲のときは、2人の歌い手は後方の椅子に座り
水で喉を潤したり、次の曲の楽譜をチェックしたり。

演目はTeatro d'amore(「愛の劇場」)のモンテヴェルディが半分くらいで
後はお三方コラボ第二段である最新CD、Via Crucisなどからかと思われます。
私も遅ればせながら入手せねばっ。

$ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記
イタリアとコルシカの美しき古の調べに満ちたCD、愛の劇場ファンは必ず気に入るはず。

私たちの席が後ろから数えた方が早いくらいってのもあるけど
最初の音を聞くやいなや、ずいぶんはるか彼方で演奏してる感じで
これ以上大きいホールでは魅力大半減だろうなと思った。
お城のサロンとか教会とか、いっそのことライブハウスあたりで聞いてみたいですね。
私は念のため望遠鏡持参、バードウォッチングかい?という夫の横槍を無視して
時々PJ君やヌリア嬢の表情をチェックサーチ

PJ君は歌のテクニックも素晴らしく感情のメリハリも豊かなのはもちろん
一際目を引くチャーミングさ(それは人柄でもあるのでしょう)も魅力と見受けました。
彼の澄み切った声はモンテヴェルディや初期バロックまたはそれ以前の
装飾過多でないシンプルな音楽との相性が良いと思う。
ヌリア嬢との息はピッタリで、2人の声の調和は限りなく美しく・・・。
まるで古き良き時代の寄宿学校生とその清純な妹って感じの初々しさかな。
そして、私にとってこのヌリア嬢の歌声がとても印象的でした。
高音まで驚くほど力強く、お茶目だったりシャイだったり表情豊かで
女性らしい暖かい声がとても心地よい。
時にはお兄さんをしっかりと支える逞しささえ感じられます。
彼らのPur ti miroを聞きながら、この2人がオペラの舞台でも共演したらどんなかなと思いを馳せました。
もしかしてヌリア嬢はどちらかというとリサイタルに重点おいてるのかもしれないけど。



2人の歌もラルペジャータの演奏もどんどんのってきた。
例えば、タランテラは下のクリップよりもずっと長いバージョンで
各楽器のソロもたっぷり入ってハイライトの一つでした。



最後の曲Zefiro torna(CDラストのデュエット 大好き!)が終わる頃には
観客の拍手と足踏みとブラボーが鳴り止まず、アンコールも3回。
本編でも一度歌ったジャジーなOhime ch'io cadoを今度はうんとスウィングかけて
コルネットとの掛け合いもユーモラスに大爆笑を誘います。
それから、一番最後のアンコール曲はちょっぴりシャンソンっぽく聞こえたのよね。
何だったんだろう・・・ととても気になってます。

9月のスイス・ルツェルン公演を伝えるニュース映像を見つけました。
コンサートの雰囲気がちょっぴり伝わってくるかな?



気心知れた仲間たちだけあって、アットホームないい雰囲気で
「また行きたい」と思わせてくれるステージでした。
11月のプルハー女史の「ルイ14世の宮廷コンサート」のチケットは取ってあるけど
そういえば、PJ君も同じ頃再び来ミュンヘンするんだった。
ちょっと心が動いてしまうな・・・。