Geliebte Clara | ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記

Geliebte Clara

夏の間、送られてくるDVDをさばききれない月が続いたのと
今後はさらにダウンロード式レンタルが主流になるだろうという話を耳にした私は
長いこと利用していたレンタル契約を解消してしまった。
これを機会に、ブルーレイ・プレーヤーを買おうかな。

契約の最後に送られてきた映画は
Geliebte Clara(2008年 邦題「クララ・シューマン 愛の協奏曲」)

監督はブラームス末裔であるヘルマ・サンダース・ブラームス女史で
19世紀半ばの女性観を描いた音楽に溢れる女性映画です。
物語は若きブラームスがシューマン夫妻と知り合う1853年から
シューマンが精神病院で亡くなる56年の3年間に焦点が絞られる。
繊細な天才音楽家シューマンが難聴と狂気に陥る過程と
そんな夫を愛し家庭を支えつつ、ピアニストとして職業も実践するクララ・シューマン。
そして彼女を慕うブラームスとの淡く美しい愛情が描かれます。



果たして、クララとブラームスは本当に恋愛関係にあったのかどうか・・・?
決定的な証拠がないだけに今では想像するのみ。
それだけに、奥ゆかしくロマンチックな19世紀の恋物語を堪能できましたが。

「善き人のためのソナタ」のマルティナ・ゲーデックがクララ。
この人は美しいだけでなく逞しい生活力のありそうな、硬質な色気がまさにドイツ女の典型ですね。
男性陣はフランスの俳優さん方で、オリジナルは何語なのかちょっぴり気になります。

ところで、この映画では
ブラームスの才能に惚れ込みつつも
妻と若者の関係への嫉妬と精神病に苦しむシューマンの姿がヒジョーに気の毒。
名誉挽回に(?)30年も前の「哀愁のトロイメライ」を見てあげようと思った。

$ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記 
ナスターシャ・キンスキーとヘルベルト・グリューネマイヤー(「Uボート」)主演